参院静岡補選告示 山崎真之輔氏第一声に川勝知事サプライズ登場
JR静岡駅の北口で、まさにこれから第一声をあげようとしたその時…。会場に姿を見せたのは静岡県・川勝平太知事でした。選挙期間中の応援入りを示唆していた川勝知事が、初日から駆け付けたのです。
無所属(立憲・国民推薦) 山崎真之輔氏(40):「あの時の県知事選挙の戦いは何だったのかというと、県民の県民による県民のための戦いだった。つまり巨大与党に、どう立ち向かっていくか、中央の論理に負けない、既得権をぶっ潰していく、そういう戦いだった。そして皆さんの付託によって、川勝知事を勝たせることが出来た。その続きの戦い、それを意識していただきたい。私は静岡県下で、浜松と静岡で15年間地方議員を務めてきた。今こそ地方の時代をつくっていこうと思っている」
雇用の創出や人材育成、地方への所得の再分配などを訴えた山崎氏。6月の県知事選では、陣営の“ブレーン”として川勝知事を支えました。
無所属(立憲・国民推薦) 山崎真之輔氏(40):「先般知事から“県民党の幹事長”という名前をいただきました。そうなんです、県民の皆さんの代表です。代表というとおこがましいが、皆さんの仲間です。どうか新しい夜明けを求めて、この選挙戦、ぜひともみなさん、一緒に戦っていきましょう。山崎真之輔、よろしくお願いします」
川勝知事の支援を前面に打ち出して、支持を呼びかけた山崎氏。陣営関係者によると、川勝知事は初日に応援入りする予定はなかったといい、知事によるサプライズ演出だったとみられています。
静岡県 川勝平太知事:「そもそも、なぜこの参議院補欠選挙が行われるかと言いますと、参議院議員で国交副大臣であった方が、職を辞して知事選に出たからであります。その知事選における最大の争点は何か、水の問題でありました。言い換えるとリニアの問題であります。山崎真之輔は、命の水を大事にするということを一貫して言い、私にそれを教えてくれた最高の後輩であります」
山崎氏の応援には、国民民主党の玉木(たまき)代表や立憲民主党の杉尾(すぎお)副幹事長ら野党幹部も応援に駆け付けました。
そうした中でも存在感を見せつけた川勝知事。今回の参院補選の争点の一つに、リニア問題をあげました。
Qリニアが争点の一つ?
静岡県 川勝平太知事:「もちろん大きいですよ。私たちは別にリニアに反対している訳ではない。南アルプストンネル工事についての工事は、理解を得られなければしない、強引に進めるというようなことは主権在民の日本にあってはならないんですね」
山崎氏は、川勝知事が掲げる「静岡時代」のスローガンを踏襲し、変化が必要だと訴えています。
無所属(立憲・国民推薦) 山崎真之輔氏(40):「とにかくこの戦いは、巨大与党に対する抵抗というか、突き進んで打ち破っていくそんな気持ちでいるし、それから私自身が地方議会議員として15年間歩んできた。東京時代から静岡時代を作っていく、その訴えを常にさせていただきたい」