改めて否定的な考え示す 静大・浜医大の統合再編について静大日詰学長 研究発表した静大教授が統合合意書の履行求める場面も

 静岡大学と浜松医科大学の統合再編を巡り、静大の日詰一幸学長は、17日の記者懇談会で浜医大が提案した新たな枠組みでの話し合いの場について改めて否定的な考えを示しました。会では、自身の研究の発表をした静大の教授が、大学統合の合意書の履行を求める意見を話す場面もありました。

 両大学は統合・再編を巡り2019年、運営法人を統合したうえで、静岡市と浜松市に2つの大学をつくる「1法人2大学案」で合意していました。

 ただ大学の規模縮小を懸念する声があがり、静岡大学の日詰学長が2023年に2つの大学を統合する案を示すなど、連携協議会での議論は平行線を辿っています。

 6月17日におよそ1年ぶりに開かれた協議会で、浜医大側が自治体の首長を交え「統合再編」などについて話し合う新たな枠組みの場を持つ提案を持ち出しましたが、静大側が提案を断ったことが分かっています。

 17日に静岡大学浜松キャンパスで行われた記者懇談会で、このことについて問われた日詰学長は、改めて新たな枠組みでの話合いの場について否定的な考えを示しました。

●静岡大学 日詰学長:
「我々としては、連携協議会の中で大学間で話すのが一番いいだろうという風に考えています」

 提案を断る内容の返答は7月1日にメールで浜医大側に送られたということです。

静岡大学 日詰一幸学長
静岡大学 日詰一幸学長

 また懇談会では、自身の研究プロジェクトの紹介を行った静大情報学部の木谷友哉教授が、「統合再編」について意見を話す場面もありました。

●静岡大学情報学部 木谷友哉教授:
「1法人2大学になったとしても、この研究は十分続けていける思っておりますし、私としてはしっかりとそこをちゃんと合意書を履行した上で進めていただけると」

 次回の連携協議会の日程は、未定ということです。

静岡大学情報学部 木谷友哉教授
静岡大学情報学部 木谷友哉教授