3年ぶり「手足口病」の感染者数が警報レベルに 静岡県が注意呼びかけ
ウイルス性疾患の手足口病の感染者数が3年ぶりに警報レベルに達し、静岡県は危機管理情報を発表し、注意を呼び掛けています。
「手足口病」は、乳幼児を中心に手や足、口の粘膜などに発疹が出る感染症です。
発熱を伴う場合もありますが、通常は数日のうちに治ります。
静岡県感染症対策課のまとめによりますと、8月29日から9月4日までの1週間の定点医療機関1ヵ所あたりの感染者数は6.31人となり、警報レベルの基準値5を超えました。
警報レベルに達するのは、2019年の7月以来3年ぶりです。
また、過去の流行は7月頃がピークでしたが、8月末から9月にかけて感染者が急増した例は過去10年で初めてだということです。
年齢別では、3年前の流行を経験していない2歳の割合が高く、飛沫や接触で大人も感染する可能性がある事から、県は手洗いの徹底や排泄物の適切な処理など予防に努めるように呼び掛けています。