参院静岡補選…若林氏「市長務めた実績強調」 山崎氏「リニア水問題に取り組む」 鈴木氏「リニア建設は中止」 週末の訴え
来週行われる参院静岡選挙区の補欠選挙の投票に向け、3人の候補者はこの週末も各地で訴えを続けています。
前の議員の辞職に伴う参議院静岡選挙区の補欠選挙には、届け出順に自民党で公明党が推薦する若林洋平氏(49)と、無所属で立憲民主党と国民民主党が推薦する山崎真之輔氏(40)、共産党の鈴木千佳氏(50)が立候補しています。
若林洋平氏
若林氏は午前、浜松市で演説し、12年以上にわたって御殿場市長を務めてきた実績などを強調しました。
若林洋平氏:「私は市長として市民の命と暮らしを守る、それを大前提として意地を張って東の玄関口を守ってきた自負がございます。参議院議員は35市町が静岡県全部が選挙区なんです。だから私は参議院に手を挙げたんです。いかがですか」
山崎真之輔氏
山崎氏は沼津市で街頭に立ち、リニア工事をめぐる国の姿勢を批判し、水問題に取り組むと訴えました。
山崎真之輔氏:「トンネルを掘る際に出てくる水、これをしっかりと元に戻す。10年20年かけて戻すのではない。すぐに戻せないことにはトンネルなんて掘れませんよと。しっかりと向き合っていただきたい。私はふじのくに県民クラブの元一員として、引き続き会派の皆さまとも県知事とも共闘して、この問題にはコミットしていきたい」
鈴木千佳氏
鈴木氏は16日、浜松市内を回り、衆院選を念頭に政権交代やリニア建設自体の中止を主張しました。
鈴木千佳氏:「自民党がいくら今度の総選挙、新しさをアピールし、変えますと言っても、反省がなければ中身は変わりません。政権交代の大波を一緒に起こしてまいりましょう。リニア建設中止と一貫して訴えている日本共産党にみなさんの願いをどうか託してください」
参院補選は来週24日投票で、23日まで各地で期日前投票所も設けられています。