国内で唯一の大会「浜松ジオラマグランプリ」が開かれる こだわりのジオラマが勢ぞろい
一つの場面を立体的に表現する模型「ジオラマ」。浜松市には国内で唯一、毎年行われている全国コンテストがあります。
昔の思い出がよみがえってきそうな木造住宅。食卓に並ぶスイカが夏の情景を思い出させます。こちらは夕日が沈む中、駅で誰かを見送り続ける学生。どれもこれも1ミリ単位でこだわり尽くされたジオラマの作品です。
訪れた人たちは色んな角度から見たり、写真に収めながら作品の世界観に入り込んでいました。
●訪れた人:
「やっぱりすごいと思う。古くなったような感じに塗装したり。(グランプリ自体を)今まで知らなかったので、ずっと続けてもらいたい」
大会は2012年に始まり、ことしで15回目。審査委員長を務める情景作家の山田卓司さんは始まった当時を振り返ります。
●情景作家 山田卓司さん:
「元々が街の活性化ということで始まった施設。街に人のにぎわいが戻ってくるといいなというのが一番大
きい」
2009年、浜松市の中心地にあった旧松菱跡地に建設を予定していた大手百貨店が出店を断念。街中の衰退に歯止めがかからない中、ジオラマを通じて街を盛り上げたいと始まったのが、この浜松ジオラマグランプリでした。イベントも徐々に浸透し、 今年は59点の作品が出展されました。
●情景作家 山田卓司さん:
「初参加の方が今回随分多くて非常に頼もしい。お互い影響しあいながら(作家の技量が)上がっていく感じがすごくいいなと」
着実に浜松に根付きつつあるジオラマ文化。これからも数多くの作品が訪れる人たちの心に様々な感情を呼び起こします。