甲子園 静岡高校18年ぶりの夏1勝ならず

2年ぶりの開催となった夏の甲子園。静岡高校は2003年以来・18年ぶりの夏1勝を懸け、愛媛代表・新田高校に挑みました。

画像: 甲子園 静岡高校18年ぶりの夏1勝ならず

静高の先発は、静岡大会で37イニング無失点と、圧倒的な投球を見せてきた、エースの高須。
1回、いきなり得点圏にランナーを背負い、新田の3番・近平。高めのストレートで3振に抑えると続く、4番の古和田も内野ゴロ。エース高須、無失点で切り抜けます。
しかし、2回にもピンチを招き、新田の8番・向井を迎えます。ライト前に運ばれ、先制点を奪われます。高須は、この夏39イニング目にして、初めて失点を喫します。
3回以降、無失点を続けていた高須でしたが、6回。新田の9番・山内にタイムリーを浴び、ここで降板・・・ライトの守備に回ります。
2点を追いかける静高は7回。この回、先頭の高須が3遊間を破りヒット。その後、送りバントとヒットでチャンスを広げ、3塁1塁で8番の山本。ここでキャッチャーの3塁への悪送球でランナーが戻り、1点差に迫ると、山本がセンター前に同点タイムリー。
ところが、8回。2番手の鈴木が満塁のピンチを作られ新田の入山。1塁線を抜かれて、4対2と勝ち越しされます。
それでも静高はその裏。2アウトながら2塁1塁のチャンス。長打が出れば同点の場面で5番・高須。しかしライトフライに終わります。
静岡高校、終盤に粘るも悲願の夏1勝は、叶いませんでした。

高須大雅投手:「甲子園で勝つことを目標にしていたので、本当に悔しい気持ちでいっぱいです」