ジョギングしながら環境について考える~新しいスポーツ「プロギング」を体験 静岡・袋井市
体を動かしながら環境について考える「プロギング」という新しいスポーツが静岡県内でも行われています。
週末に袋井市で行われたイベントを取材しました。
「ジョギングをしながら、ごみを拾う。これが新しいフィットネスのプロギングです。」
22日袋井市でプロギングというイベントが行われ、子どもから大人まで10人が参加しました。
●戸塚さん
「誰かと一緒に楽しくできるっていうのが、プロギングの魅力かなと。」
イベントを企画した戸塚貴英さんは、1年半前、友人の紹介でプロギングに参加。
県内でも何か貢献できないかと考え、1年前に団体を立ち上げました。
22日はおよそ2キロのコースを回りました。
スタート早々…「ゴミ発見!」
「中見てみると、けっこう落ちてますね。いっぱいありますね。」
●参加女性
「駅とか近いから通る人が多いんですかね」
「ただ歩いているだけじゃ、なかなか気づかないですね。」
スウェーデン発祥のプロギングは、スウェーデン語で拾うという意味の「plocka upp」と、英語の「jogging(走る)」を合わせて名付けられました。
世界100カ国以上で楽しまれていて、日本でもおよそ2年前から活動が盛んに。
一見きれいな道でも、わきをのぞくと、意外に多くのゴミが潜んでいるんです。
一方、川沿いにも…
●戸塚さん
「海に流れ出すゴミは、8割は陸から。
それを魚が食べて循環していくと、僕たちに回ってくる。
それを防ごうというのがプロギングの一つの目的でもある」
1時間後、全員が完走。
「みんなでしゃべりながらやるから本当にあっという間でした。」
●戸塚さん
「そうですね。いい汗かきます。」
今回集めたごみは、合わせておよそ3kgになりました。
●掛川市40代女性
「自分もポジティブになれるし、街もきれいになるし、周りの人とコミュニケーションとりながら走れるので、すごく楽しくてプラスしかない活動。」
●袋井市男性
「子供たちも環境を知ってほしいなと思ったときに、言葉で伝えるんじゃなくて、一緒になってやることで目に触れる、意識ができる。」
●戸塚さん
「ゴミを拾ってみてもらうことで(意識してもらうのが大事で、それが)環境問題を考える最初の一歩目になればっていうので、プロギングを楽しみながらやっている。
いろんな人に知ってもらいたい。」