今季7試合勝利なし…J2清水エスパルス、ゼ・リカルド監督を解任 新監督に秋葉忠宏コーチ
J1復帰を目指しながら、J2で19位に低迷する清水エスパルスは、ゼ・リカルド監督の解任を決めました。新監督には秋葉忠宏コーチが就任しました。
ブラジル出身のゼ・リカルド監督は去年6月、エスパルスの監督に就任。J2に降格したものの、クラブ幹部は「ボールを保持し主導権を握るサッカー」を掲げたゼ・リカルド監督の指導力を評価し、今シーズンも続投を判断。しかし今シーズンはボールを保持しながらもゴールが奪えず、J2開幕から5試合連続引き分け。3月29日にホームで群馬に敗戦。4月1日にはアウェイでの甲府戦にも敗れ、開幕から7試合勝利がありません。昨シーズンから数えてクラブワーストのリーグ戦14試合勝利なしとなり、クラブはゼ・リカルド監督の解任を決めました。新監督には秋葉忠宏コーチが就任しました。
3日、エスパルスはクラブハウスで1時間以上ミーティングをして、選手たちは午後3時半ごろグラウンドに姿を見せました。3日から指揮を執る秋葉監督は、J2水戸などでも監督経験があり、大きな声で選手を盛り上げモチベーションを高める指導に定評があります。秋葉監督の初采配は5日のルヴァンカップ・アウェイでの湘南戦です。
秋葉忠宏監督:「いいところはしっかりと継承しながら、オリジナル10で、伝統ある清水エスパルスの良さをしっかり引き継ぎながら、だけど、変化させたり進化させたりするところはたくさんあるから、その変化がなければまた同じことをずるずる繰り返すと思っているので、そこはしっかりと目を背けずに、いろんなことにトライしていきながらやりたい。最後、必ず我々が笑って42試合が終わった時に全員で喜び合える姿をイメージしているので、そうなれるようにもっともっと力を貸してほしいし、我々も必ず最後の最後まで戦う姿を見せるので共にJ1昇格しましょう。よろしくお願いします」