日大三島(静岡・三島市)38年ぶり春のセンバツ出場決定 東海大会準優勝の聖隷クリストファー(浜松市)は『補欠校』に
日本高野連は、28日午後3時から大阪市内で開いた春のセンバツ野球大会の選考委員会で、出場校32校を決定しました。
同じころ、三島市の日大三島高校では渡辺武一郎校長が受話器が鳴るのを待っていました。そして…。
「はい、日大三島高校です」
「お受けいたします、ありがとうございます」
届いた吉報。日大三島の春のセンバツ甲子園出場は1984年以来38年ぶりで、グラウンドで待っていた選手たちに甲子園切符獲得が伝えられると、静かに喜びをかみ締めていました。
永田裕治監督:「とにかく東海地区の代表として、恥じることのないよう、一生懸命な野球を心がけてしっかり頑張りましょう、よろしいか?」
「はい」
「ちょっと声が小さいな、一生懸命頑張りましょう」
「はい」
日大三島は、甲子園優勝経験もある永田裕治監督がおととしに就任。徹底した意識改革と勝負強い野球で去年秋の東海大会を制しました。
日大三島は東海王者として、3月18日に開幕する春のセンバツに臨みます。
日大三島 松永陽登投手:「この日が来るまでみんな一丸となって練習してきて、選ばれてとてもほっとしています。打席ではホームラン、ピッチングではピンチをしっかり抑えて、チームの勝利につなげられる活躍をしたい」
聖隷クリストファー弓達寛之主将「悔しい。残念。この悔しさを夏に」
その一方、出場が有力視された聖隷クリストファーは選出されませんでした。聖隷クリストファーは去年秋の東海大会で日大三島に敗れたものの準優勝していましたが、東海大会ベスト4の岐阜県の大垣日大が選ばれたため補欠校に。
春夏通じて初めての甲子園は夏以降に持ち越しとなる可能性が高くなりました。
聖隷クリストファー 弓達寛之主将:「すごい悔しいというか、残念な気持ち。何をどう言おうと、結果は変わらないので、今できることをやりきっていくしか方法はない。この悔しさを、今年の夏一番を取れるように、しっかり練習をやっていきたい」