「頭蓋骨骨折の大けが」から「パラ自転車競技で2つの金」 杉浦佳子選手「困難乗り越えた競技人生」を高校で講演 静岡・伊豆市

 静岡県伊豆市では11日、東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子選手が、高校でスポーツのすばらしさや困難の乗り越え方を伝えました。

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「頭蓋骨骨折の大けが」から「パラ自転車競技で2つの金」 杉浦佳子選手「困難乗り越えた競技人生」を高校で講演 静岡・伊豆市

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 伊豆市の伊豆総合高校を訪れた杉浦選手。掛川市出身で、パラリンピックでは自転車競技で2つの金メダルを獲得しました。伊豆市は、練習や試合を行うなどゆかりがあるといいます。登壇した杉浦選手。全校生徒427人を前に、2016年、ロードレース中に負った大けがについて話しました。

杉浦佳子選手:「転倒して、くも膜下出血、頭蓋骨と鎖骨と肋骨を骨折。肩甲骨は粉砕してました。それから記憶が10分くらいしか持たなかったそうです。ですので主治医に毎日初めましてと挨拶していた」

 その後、過酷なリハビリを乗り越え、ついにパラリンピックで2つの金メダル。生徒たちは、困難に遭遇してもあきらめず立ち向かう杉浦選手の話に熱心に耳を傾けていました。

女子生徒:「私は困難をすぐあきらめてしまうことが多いので、困難をチャンスにかえて、色んなことに挑戦していきたいなと思いました」

男子生徒:「これからの人生にすごい参考になるようなことがたくさんあったので、これをそのままにせず、これからの自分の人生に生かせられるように、この経験を忘れないでいきたいなと思いました」