世界選手権「金」の体操・芦川うらら選手が小学校で教えた「あきらめないこと」 静岡・富士市
11日、静岡県富士市の須津小学校を訪れたのは、体操の芦川うらら選手。地元・富士市出身で、東京オリンピックで入賞したほか、10月には世界選手権で日本勢67年ぶりとなる金メダルに輝きました。
わずか10cmの幅の平均台の上で演技する芦川選手。児童を前に、世界を制した技の一端を披露しました。
●実演
芦川選手:「ブリッジも前に行くのと後ろに行くのとあって…」
児童:「おー」
18歳で世界一に上り詰めた芦川選手。ただ、そこまでの道のりは決して平たんではなかったと自らの体験を、児童らに語り掛けました。
芦川うらら選手:「バク転をするのも怖くなってしまった時期があって、その時は体操をやめたいと思ったこともあるし、でも、そういう時にクラブの仲間とかが、一緒に頑張ろうと言って励ましてくれたり、そういうのがあったので克服できるようになって、ここであきらめてたら、今体操をやってなかったと思うし、本当にあきらめないことは大事だなと思いました」
児童の心に残ったものは…
「あきらめないこと」。この言葉を聞いた児童は。
6年生男児:「世界で活躍している人が富士市に生まれて練習していたということが、すごい誇りに思います。やっぱり、何事もあきらめないで取り組むことが大切なんだなと思いました」
6年生女児:「うらら選手の話を聞いて、コツコツと頑張っていくというのを聞いて、何事にも少しずつ頑張っていくことが大事なんだなと思いました」
芦川うらら選手:「みんな話を聞いている時に、すごくうなずいて聞いてくれて、すごくうれしかったです。やっぱり、いろんな、どんなこともあきらめないで頑張るというのを伝えられたんじやないかなと思います」
芦川選手の次の試合は来年4月の全日本選手権。今後は平均台以外の種目にも力を入れていくということです。