キックボードは「原付」と同じ 免許や保険も必要 運転は道交法を守って安全に 静岡県警
11日午前、県警交通部の警察官が向かったのは静岡市駿河区の量販店。電動キックボードの売り場が設けられています。
ドン・キホーテ パウSBS通り店
商品担当 大河原亜翔夢さん:「ここにスイッチがありますので、自分で動かしていただいてここのスイッチを押していただくと自動的に前に進んでいく」
電動キックボードは足で地面を蹴らなくても手元のアクセルだけで進み、新たな移動手段として都内を中心に人気となっています。こちらの店もおととい、売り場コーナーを2倍に広げたばかりだといいます。
ドン・キホーテ パウSBS通り店
商品担当 大河原亜翔夢さん:「飲食店とかで、配達などが増えてきていてお店の方が話題作りも込めてといって購入される方もいる」
流行の兆しを見せる中、県警と店側が協力して正しい乗り方を周知していこうと、法律が書かれたボードを置くなどといった販売する際のポイントを話し合いました。
警察官:「例えばここの売り場とこっちの自動車用品の売り場、ヘルメット売っていますよね。ヘルメットと(キックボード売り場を)セットにしていただきたいなと」
店員:「そうですね」
そもそも、電動キックボードは誰でも買ってすぐに乗れるわけではありません。
ドン・キホーテ パウSBS通り店
商品担当 大河原亜翔夢さん:「公道走行の場合は必ずミラーを付けることが義務付けられていますのでハンドルの両端につけていただいて。あとこちらの方にナンバープレートを付ける場所がございますのでお客様の方で申請していただいてナンバープレートを付けていただくことで公道走行が可能となります」
道路交通法上の分類は原動機付自転車。いわゆる「原付」と同じで歩道や路側帯は走れず、公道を走るには免許やヘルメットが必要です。都市部ではでに事故も起きていて、警察は注意を呼びかけています。
静岡県警交通部交通企画課
企画指導管理官松本成行さん:「東京大阪では、すでに歩道を電動キックボードで走って歩行者にけがをさせる事案も見受けられます。おもちゃと混同して、例えば公道を走るときにヘルメットをしないだとか。とにかく道路交通法を守ったうえで必要な免許、自賠責保険等に入ったうえで安全に運転していただきたいと思います」