J2リーグJ1自動昇格の残り1枠をかけた運命の最終節アウェーで決戦に
明治安田生命J2リーグJ1自動昇格の残り1枠をかけた運命の最終節。12日2位清水3位磐田ともアウェーで決戦に臨みました。
J1自動昇格枠の残り1枠、2位をかけた清水・磐田・東京ヴェルディが勝ち点差1でひしめき合う、三つ巴の昇格争い。
運命の最終節を迎えた12日、
清水・磐田ともにアウェーの地で決戦に臨みました。
勝てば他チームの結果関係なく、自動昇格が決まる清水の相手は、17位水戸。
アウェーまで5500人のオレンジサポーターが駆け付けました。
一方、その頃、遠く離れた清水では…。
中田光美記者:
「エスパルスのホームスタジアムアイスタには多くのサポーターが集結しています。およそ280Km離れた水戸に届けとばかりに熱いエールを送っています」
清水で行われたパブリックビューイングには、3700人を超えるサポーターが集まりました。
清水サポーター:
「J1自動昇格を華々しく飾ってくれるような、そういう試合展開に期待したい」
清水サポーター:
「一方的に殴って殴って殴り続けて勝ちます。そのままJ1行きます」
清水サポーター:
「J1に戻りたいと思う頑張れエスパルス」
一方、3位の磐田は、清水と同じ時刻に、アウェーで栃木と対戦。
勝利したうえで、清水が引き分け以下の場合、逆転で自動昇格の望みが出てきます。
ともに、しびれる戦いとなった清水と磐田。
先に動きがあったのは磐田の試合。
前半24分、アーリークロスから一瞬の隙をつかれ失点。
先制を許します。
しかし、41分。磐田は上原(うえはら)のショートコーナーから松本(まつもと)、ドゥドゥにつなぎ、強烈なミドルシュート。
右足一閃。
貴重な同点ゴールを奪い、前半のうちに追いつきます。
一方、清水は自慢の攻撃陣が鳴りを潜め、前半はシュートゼロに終わり、スコアレスのまま後半へ。
清水サポーター:
「今ひとつまだ本調子じゃないかなって感じ。でも先制されなかったし。ぜひ後半はシュートをまず一本欲しいところ。」
清水サポーター:
「ちょっと今ドキドキしているが、きっと勝ってくれるかなと3点は決めてほしい」
サポーターの声援を背に受け、
清水は、後半開始早々、相手のゴールを脅かします。
7分、山原の突破から白崎。
これは惜しくも枠を捉えられません。
すると後半17分、ゴール前の不用意なパスミスからピンチを招き、クロスにヘディングで合わせられ失点。
先制を許してしまいます。
PV会場リアクション
ほぼ同時刻、磐田の試合にも動きが。
松原のクロスに飛び込んだのは、松本昌也)!
奇跡の逆転昇格へ向け、値千金の逆転ゴールを奪います。
このままでは、自動昇格を逃す清水も意地を見せます。
後半36分、山原(やまはら)のクロスにサンタナ。
PV会場リアクション
同点に追いつき、攻勢に出る清水。
42分。コーナーキックのこぼれ球にコロリ!
惜しくもバーの上。に外れます!
アディショナルタイムには、サンタナが競り…
こぼれ球に再びサンタナ!
決定機を仕留めきれません。
最後まで勝利を願うサポーター。
しかし…。
終了のホイッスル
勝ち越しゴールを奪えず、無情のホイッスル。
最終戦を勝利で飾ることはできませんでした。
PVサポ:「言葉が出ない… 悔しい。ここで決めたかったです…」
清水エスパルス 秋葉忠宏監督:
「まだまだ自分を含めて心が弱いというところ、メンタル的にぜい弱だからこそこういうゲームになったので。何が何でもあと2試合、しっかりとしたものを見せて必ずJ1に返り咲きたい」
その結果を受け、1点のリードを守り切った磐田が2位に。
逆転で1年でのJ1復帰を決めました。
ジュビロ磐田 山田大記キャプテン:
「今のチームメートは長く一緒にプレーしている選手が多くていろんな悔しい思いも共有してきた仲間ですけど、その仲間たちと一生懸命、一日一日戦ってきた成果として昇格という結果が得られてすごくうれしい。これがゴールではなくスタートして強いチーム、強いジュビロを見せられるようにがんばりたい」