J1清水、みずほ銀行出身の山室社長が動いてJ初のクラブ名入りキャッシュレスサービス開始

画像: 清水エスパルスの山室晋也社長

清水エスパルスの山室晋也社長

 J1清水エスパルスは、このほど「新たな観戦スタイルプロジェクト」の一環として、今月5日の柏レイソル戦(アイスタ、午後6時開始)から、クラブ名入りキャッシュレスサービス「S-PULSE PAY」を導入すると発表した。対象期間は、柏戦から今季ホーム最終試合のベガルタ仙台戦(アイスタ、12月16日、開始時間未定)までになる
 クラブ名入りのキャッシュレスサービスの導入はJクラブ初で、山室晋也社長の出身会社でもある株式会社みずほ銀行が協力。同行が提供する地域や期間を限定した地域振興券や商品券の電子発行サービスの仕組みを活用することになる。また、みずほ銀行が提供するスマホ決済アプリ「J―Coin Pay」も導入する。
 清水エスパルスによると、同サービスの個人利用では、みずほ銀行が構築した専用のウェブサイトを通じて、クレジットカードで事前にチャージし、スタジアムの店舗にてキャッシュレスで買い物することができる。また、スタジアムで飲み物の支払いをS-PULSE PAY、またはJ-Coin Payで決済した場合、100円引きになるとしている。さらに、両サービスを対象期間中に累計3回以上決済したユーザーの中から、サイン入りユニホームを合計100人にプレゼントするとしている。

画像: 「S-PULSE PAY」を表示するスマホ画面

「S-PULSE PAY」を表示するスマホ画面

 みずほ銀行の支店長時代、敏腕ぶりから「リアル半沢直樹」の異名を取った山室社長は、同サービスについて「コロナ禍における現金受け渡し機会の低減を目的として、キャッシュレスサービスを提供していきます。ファン、サポーターの皆様に身近に感じていただくように『S-PULSE PAY』とネーミングしました」とコメント。その上で、導入の目的を「利用者には割り引きというメリットがあり、売り上げの一部を静岡市を通じてスタジアムの改修費として寄付し、観戦環境の改善に役立てたいと思っています。クラブとして非常に意義のある取り組みだと考えております」と説明している。