J1復帰の清水エスパルス 16日の開幕戦の相手は因縁の東京ヴェルディ

2024年J2優勝を果たし、今シーズンJ1を戦うエスパルス。16日の開幕戦は2年前土壇場で昇格を阻まれた因縁の東京ヴェルディが相手です。
16日。3年ぶりに戻ってきた、J1の開幕戦に臨むエスパルス。
●秋葉監督:
「日本サッカー界にビッグサプライズを起こせるように、エスパルスらしく、静岡のクラブらしく戦っていこうと思いますので」
2024年まで主力だった権田、原といった代表経験者がクラブを離れたものの、セレッソ大阪からドリブルが売りのカピシャーバ。鳥栖からレフティーの中原輝ら実力者を補強しました。
●中原輝選手:
「(自慢は)左足のキックでセットプレーも任せてもらえるようにいい質のボールを配給したい」
2月上旬まで行われた10日間の鹿児島キャンプでは、フィジカルトレーニング中心に体を追い込み…。キャンプ総仕上げ、ジュビロとのトレーニングマッチでは、新戦力・中原が、得意のプレースキックで早速のアシスト。さらに原に代わるサイドバックとして期待される高木のアシストにより、2024年J1だったライバルを撃破。順調な仕上がりぶりを見せました。
●秋葉監督:
「ジュビロさん相手に後半の5分7分までに2-0ですから、非常にいい状態だなと思います」
3年ぶりのJ1での目標はシーズン10位以内。勢いに乗るためにも大事な開幕戦は、因縁の場所で、因縁の相手との戦いです。
2023年12月2日。国立でのJ1昇格プレーオフ決勝。東京ヴェルディ相手に先制したエスパルス、このまま逃げ切ればJ1昇格が決まる中、その瞬間は後半アディショナルタイムでした。
土壇場でPKを与えると…。これを決められ万事休す、つかみかけていたJ1昇格を逃しました。そのピッチで、うつむき座り込んでしまった北川航也。
●北川航也選手:
「結果的にJ1に昇格できなかった1戦になってしまったし、選手、サポーターの顔を今でも思い出せる、それくらい苦い苦しいシーンだったかなと」
その悔しさを胸に北川は昨シーズンキャプテンに就任。エースストライカーとして12ゴールを決める活躍で、エスパルスをけん引し、J2優勝、J1昇格をつかみとりました。
●北川航也選手:
「その悔しさってものが去年の結果だったと思うし、この一戦にかける思いというのは選手も忘れてはいないので、勝って払しょくしたいと思います」
因縁の相手・ヴェルディを開幕戦で撃破し、J1スタートダッシュへ。再び強いエスパルスを取り戻す戦いがはじまります。