空手の日本代表は御前崎市の女子中学生 12月開催のアジア選手権大会
静岡県御前崎市の中学生が、12月に開かれる空手のアジア選手権大会日本代表に選ばれました。大会に向けてトレーニングに励む様子を取材しました。
4歳から始めた空手、きっかけは…
常葉大菊川中学空手部で汗を流す高塚彩夏(たかつか・あやか)さん3年生。演じるのは「空手の形」。およそ3分間、仮想の相手を見立てて演武を行う種目です。
高塚彩夏さん:「今、自分の人生の中で一番懸けているものです。ずっとやっていても課題がどんどん出てくるところが楽しいです」
高塚さんは2022年3月と8月に行われた中学生の全国大会でいずれも優勝。そして12月にウズベキスタンで開かれるアジア選手権大会の14歳~15歳の部で日本代表に選ばれました。
高塚彩夏さん:「初動の速さと、ゆっくりしたところの表現力、相手を意識した動きができるようにしたい」
高塚さんが空手を始めたのは4歳のとき。兄がやっていた空手の技の格好良さに惹かれて道場に通い始めました。そして中学の空手部に入ってから急成長します。
常葉大菊川空手部
塚本真由佳コーチ:「無駄なものは一つもないから。負けることもそうだけど、勝つことももちろんそうだと思うし」「どれでも自分のものになると思って、一生懸命やった方がいい」
塚本コーチと二人三脚で理想の形を作り上げていきます。
塚本真由佳コーチ:「勉強にも手を抜かないんですよね。彼女は形の選手なのに組手も手を抜かない。負けず嫌いがゆえに、何にでも全力で取り組む」
本番まであと3カ月…
練習は自宅に戻ってからも続きます。父親がリフォームしてくれた鏡張りのトレーニングルームで、全身のフォームをチェック。
高塚彩夏さん:「学校では先生に部分部分を教えてもらって、家に持ち帰ってそこを修正する形です」
アジア選手権大会に向けて技を磨く高塚さん。一番上を目指していきます。
高塚彩夏さん:「あと3カ月あるので、そこまでしっかり詰め込んで優勝したいです」