静岡マラソンで現役引退 20年の選手生活にピリオドを打った小山町出身・下田裕太選手のラストラン

9日開催された静岡マラソン。このレースで現役引退を表明していた小山町出身の下田裕太選手が春の駿河路を駆け抜けました。
石田和外アナウンサー:
「静岡マラソン、今スタートしました。」
青空の下、1万人を超えるランナーたちが走った静岡マラソン。
序盤からレースを引っ張ったのが、小山町出身で、青山学院大学OBの下田裕太選手。
この静岡マラソンで現役引退です。
石田「陸上を始めておよそ20年、これが引退レース」
増田「この走りを見ているともったいなくないですか」
石田「まだやれるっていうのが周りの大きな声ですね。」
沿道の応援に応えながら、一人旅が続きます。
ところが、ゴールまで残り5キロで、レースに変化が─
「下条が猛烈な追い上げ、下田裕太の背中をとらえました。いま捉えました。横に並びました。そして、一気に抜いて行きました」
トップに躍り出たのは、これが初のフルマラソンの、下條乃將選手。
「いま初マラソン初優勝」「表情は笑顔です」
そして、下田選手も…。
「沿道の声に笑顔、素晴らしい笑顔を見せ」
「その後ろを追いかけている選手がいる、最後はデッドヒート、下田がフィニッシュ」
「森井が最後、2位でフィニッシュです」
引退レースでも攻めの走りを見せた、下田選手。
およそ20年の選手生活に、静岡でピリオドを打ちました。
(静岡マラソンで引退)小山町出身 下田裕太選手:
「最後は本当にヘトヘトになってしまったが、いいレースができた。この静岡の地からランニングを始めて、本当にずっと応援していただいていたと思うので、それをちゃんと形にできたなと。ありがとうという言葉をいろんな方から言っていただいて、本当にやってきてよかったなと思えた瞬間だった。」