卓球Tリーグに参戦「静岡ジェード」…拠点は山間部の「元小学校」 その戦略は? 静岡市

 東京オリンピックの卓球混合ダブルスで、静岡県磐田市出身の水谷隼、伊藤美誠ペアが金メダルを獲得してから2年、静岡県に再び卓球旋風が吹くかもしれません。

画像1: 卓球Tリーグに参戦「静岡ジェード」…拠点は山間部の「元小学校」 その戦略は? 静岡市

 磐田出身の水谷、伊藤、沼津出身の平野美宇もプレーしたTリーグ。トッププロが集う卓球のリーグに、今シーズンから静岡のチームが参戦することになったんです。

 チーム名は「静岡ジェード」。その拠点になる場所が静岡市の中山間地・通称オクシズ。市街地から車でおよそ30分の場所にある足久保地区です。山あいにある元は小学校だった建物がその拠点です。

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 倉庫には、新たに搬入した卓球台。5月中にも、この場所で静岡を背負った選手たちが練習を始めるそうです。

静岡ジェード 河村水稀さん:「地域に密着したチームにしたいということで、公開練習の際には、一人でも多くの人に足久保小学校の体育館に見に来てもらえるとうれしい」

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 Tリーグの開幕は7月。県内では静岡市と磐田市、富士宮市でホームゲームを行います。男子卓球界トップレベルの選手がしのぎを削りますが、集客力は未知数です。

静岡ジェード 河村水稀さん:「県外からもかなりファンの方が来ると見込んでいるので、掲げるべきところはやっぱり優勝だと」

 

講習会やイベントも…

 また、静岡ジェードの活動は他にも。

画像1: 講習会やイベントも…

河村さん:「教室、講習会のような形を想定していまして、所属選手を2人ほど派遣させていただいて…」

 この日、富士宮市で静岡ジェードが協力する卓球イベントの打ち合わせが行われました。地域密着を掲げる中、ホームゲームを開催する富士宮市では市のスポーツ協会と連携して、イベントを開催する準備を進めています。

静岡ジェード 河村水稀さん:「県全体としても卓球人口が多いのはわかっていたけど、前向きに考えてもらえてると、感じることができたのでよかった」

画像2: 講習会やイベントも…

 これまで、オクシズでもイベントを開催している「静岡ジェード」。知名度アップのほか、地域振興にもつながればと話します。

河村水稀代表:「イベントや公開練習を増やすことで、見に来てくれる人、交流人口を増やすことができる。オクシズに拠点を持つことで、少しでも地域貢献、社会貢献ができるチームにしたい」

地元の住民「こんな山に人が来るのかな?」

画像: 地元の住民「こんな山に人が来るのかな?」

 静岡ジェードが拠点を置く足久保地区の住民は。

Q.静岡ジェードって、知ってる? 
A.静岡ジェード…
Q.卓球のチーム
A.あっ、卓球の

地域の人「こんな山に人が来るのかな? 何もないところだから」

地域の人「いいんじゃないかね、他の者が来るなんてめったにないことだから」

地域の人「せっかくこんな田舎に見えるのなら、お茶の新芽の時期を楽しむとか新緑を楽しむとか、楽しんでもらえるといいんじゃないか」

卓球部員は「大歓迎」

画像: 卓球部員は「大歓迎」

 地元中学校の卓球部員からは、歓迎の声が上がります。

市立美和中学校卓球部
3年生:「僕はカットマンやっているので、うまい人のカットマンはなかなか見られない。回転のかけ方、めっちゃきれたり。相手にもそれは苦しいことなので、それも知りたい」
Q.静岡ジェードにスーパーカットマンが…
A.「来たら最高です」

3年生:「見に行きたい。レシーブが苦手なので、うまい人のさばき方を見てみたい」

河村代表「絶対に後悔させない」

 静岡に卓球旋風は吹くのでしょうか…?

画像: 河村代表「絶対に後悔させない」

静岡ジェード 河村水稀代表取締役:「絶対に後悔させないようにしっかり運営を考えているので、温かく応援いただけると非常にうれしい」