聴覚に障害のある自転車競技の早瀨久美選手が小学校で特別授業 静岡・長泉町
聴覚に障害のあるアスリートが、デフスポーツや手話について知ってもらおうと、小学生に特別授業を行いました。
堀優奈アナウンサー
「長泉町の小学校に来ています。このあと、去年の東京デフリンピックで入賞した選手が、小学生に向けて特別授業を行うということなんです。」
講師を務めたのは、4大会連続でデフリンピックに出場した、自転車競技の早瀨久美選手です。
これまでに通算3個のメダルを獲得し、去年の東京デフリンピックでは7位に入賞しました。
今回、静岡で授業を行った背景には、ある理由が―。
早瀨久美選手&手話通訳
「東京(デフリンピック)2025の自転車競技が静岡県で開催が決まりまして、そこから3年間はほとんど伊豆に通い、合宿や練習を伊豆で過ごしてきました。」
3年間、伊豆で競技と向き合ってきた早瀨選手。
長泉小学校4年生およそ160人に、早瀨選手は手話で話し、その内容を手話通訳が声で伝えました。
早瀨久美選手&手話通訳
「私は耳が聞こえません。ピストルの音の代わりに、電気の光を見てスタートします。」
先天性難聴の早瀨選手は、アスリートとして競技に打ち込む一方で、聴覚障害者としては日本初となる薬剤師免許を取得しました。
現在は、昭和医科大学病院で薬剤師として働きながら、競技を続けています。
早瀨久美選手&手話通訳
「(通訳)薬剤師さんですか?(早瀨選手「丸を手で作る」)(手話&通訳)毎日朝から夜まで仕事をしています。 」
耳の聞こえない人と、どのようにコミュニケーションを取ればいいのか。
児童たちは、早瀨選手に教わった手話を使い、身振り手振りを交えながら自己紹介をしました。
早瀨久美選手&小学4年生男子
「(小学生手話と空手のポーズ 早瀨選手口の動きで「空手?」)
(通訳)空手?空手だ!すごいですね~!」
早瀨久美選手&手話通訳
「手話ができなくても構わない。関係ないんです。みなさんが考えて伝えてくれる気持ち、それがあれば大丈夫。」