静岡・熱海市出身の渡邉彩香、10位タイで年内大会を終了 優勝は原英莉花/JLPGAツアー選手権リコー杯

<国内女子ゴルフツアー:JLPGAツアー選手権リコー杯>◇最終日◇29日◇宮崎CC(6543ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝3000万円)

 18位でスタートした静岡県熱海市出身の渡邉彩香(27=大東建託)は71で回り、通算2アンダーの10位タイで今年最後の大会を終えた。国内メジャー大会で深いラフ、高麗グリーン、強めの風でスコアが伸びない中、渡邉は5バーディー、4ボギー。特に後半は4バーディーを重ねて順位を上げ、2試合連続でのトップ10入りを果たした。
 優勝は通算10アンダーの原英莉花(22)で、今季は日本女子オープンに続いて国内メジャー2勝目となった。原は昨年、浜松市の浜名湖CCで開催されたリゾートトラストレディスで初勝利を飾っており、ツアー通算3勝目。2位は通算8アンダーの古江彩佳(20)で、渋野日向子(22)は通算6アンダーで3位タイだった。
 今年は、新型コロナウイルス感染拡大で23試合が中止になったことから、2020-2021年が1シーズンの特別措置が取られている。渡邉はシーズン開幕戦で6月開催のアース・モンダミンカップで4年3カ月ぶりのツアー優勝を飾り、計4試合のトップ10入りで賞金ランク5位につけている。2021年の日程は未発表だが、渡邉は冬のオフも地元を拠点に調整を続ける。

画像: 渡邉彩香

渡邉彩香