あなたは手作り派?買いチョコ派? コロナ禍がトレンドに影響も バレンタイン商戦いよいよ終盤戦 静岡市
バレンタイン商戦が佳境に
原川朋華記者:「静岡市の百貨店でもバレンタイン商戦が始まりました。女性だけでなく男性やカップル、様々な人が売り場を見て回っています」
特設会場が設けられた松坂屋静岡店。もうすぐバレンタインデーです。今年は64店舗中14店舗が初出店で、フレンチトーストの専門店やバタースイーツの店などさまざま。
松坂屋静岡店 食品バイヤー
鈴木巧さん:「スイーツのブランドが作るチョコレート菓子でしたり、それ以外のスイーツ、ベーカリー、この3つを強化して売り場を作りました」
初出店のこちらは店名もユニークな静岡市の食パン専門店。扱うのはカカオ風味のパン生地にホワイトチョコを混ぜ込んだ食パンと、それにイチゴを挟んだフルーツサンドです。そして、こちらは抹茶ジェラートが有名な藤枝市のスイーツ店「ななや」。抹茶味のチョコレートはその濃さを7段階で選べます。バレンタイン=ザ・チョコレートではなく、少し変わったスイーツも人気です。
コロナ禍がトレンドに影響?
さらに長引くコロナ禍もトレンドに影響しているようで…。
松坂屋静岡店 食品バイヤー
鈴木巧さん:「コロナ禍ということもあり、普段なかなか外で買い物できなこともあって、このバレンタインデーのときだけは年に一度贅沢をしたいという気持ちがあるのではと思う」
【買いチョコ派】女性:「小分けに渡せるものと、こっちは自分で食べたいなと思って。SNSで拝見して、すごくおいしそうだなと思ったので、ちょっとずつ楽しみながら、バレンタイン前からいただこうかなと思う」
【買いチョコ派】男性:「うちの奥さんに頼まれて」
Q:旦那さんからプレゼント?
【買いチョコ派】男性:「そうですね」
義理チョコ…、本命…はたまた家用に…。買いチョコ派も楽しみ方は様々です。
「手作り派」は自宅で…
一方、手作り派にはこちら。静岡市駿河区にあるパンやスイーツの材料を取り揃える「ママン」。この時季は1年でいちばんの書き入れ時。ガトーショコラやブラウニーなどの手作りキットを取り揃えています。こちらもコロナ禍前とは様子が違うようです。
パンの材料屋ママン
前島直子店長:「高校生の子たちが友チョコで何百個も作るような、そういうお客様は今年はあまり見受けられないが、お家で楽しむ方が増えている分、大勢のお客様におみえいただいております」
「手作り派」も「自宅で家族で」がトレンドのようです。
【手作り派】女性客:「2歳の娘がいるので、一緒に手作りできるものがないかなと思って探しに来ました。旦那さんにあげようかなと思っています」
【手作り派】女性客:「私は孫が作りたいというので手伝っています。今年はチョコレートはやめてクッキーにしたいって」
「家で楽しむ」ということでこんなところにも変化が。
パンの材料屋ママン
前島直子店長:「今までキットの中に包材を組み込んでいたが、やはりおうちの中で楽しむコンセプトで、今年はあえてラッピングのみの別売りにしている」
贈呈用の袋やシールを今年は別売りに。
パンの材料屋ママン
前島直子店長:「バレンタインを手作りを楽しむ日として、できた達成感やできた喜びをみんなで味わって、楽しい時間を過ごしていただきたいと思う」
手作りチョコ派も買いチョコ派も。意中の相手に、それとも家族に、はたまた自分に贈る人も。もうすぐバレンタインデーです。