外科医の「神の手チャレンジ」達成!鉗子で折ったツル1万羽 静岡市立病院

静岡市立静岡病院の医師が大記録達成です。外科医の「神の手チャレンジ」。見事な技術、ご覧ください。

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外科医の「神の手チャレンジ」達成!鉗子で折ったツル1万羽 静岡市立病院

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鉗子(かんし)と呼ばれる手術器具を操る外科医。鋭いまなざしの先にいるのは、患者ではなく、なんと折り紙です。こちらの方は、静岡市立静岡病院の外科医・橋本洋右医師。内視鏡外科手術の練習の一環で、鉗子(かんし)を使って、折り鶴を作り続けてきました。まさに「神の手」。モニターを見ながら、きれいな「ひし形」に折ると、続いては、さらに細かなところまで。絶妙な操作で、折っていきます。ものの数分で、出来上がり。いとも簡単に作ってしまいました。

果たして、誰にでもできるのか!?いざ、記者もチャレンジです。       

各務実来記者:「先端が触っているので、持つことができますね」
橋本洋右医師:「ひっくり返してみて」
各務記者:「ひっくり返すことですら、非常に難しいです」
橋本医師:「そうそうそう。半分に折ってみて」
各務記者:「掴むことができても、折ることが・・・」

結局ギブアップ。橋本医師に代わってもらいました。橋本医師は、このトレーニングを続けて10年。最初は不格好な鶴でしたが、1羽1羽、コツコツ作り続け、これが、9999羽目。そして、記念すべき1万羽目に取り掛かります。軽やかに鉗子を操る橋本医師。まるで、本当の手で折っているような正確さで、きれいな折り目を付けていきます。そして…見事な折り鶴が完成しました。

静岡市立静岡病院 
橋本洋右医師:「結構上手にできましたね。手がぷるぷるして、きょうは大変でした」「一万、なんですかね。よくここまで頑張ったなぁと思います」

最初は1羽折るのにかかった時間は1時間。今では2分足らずで完成させます。この技術は、実際の手術にも生きています。

橋本洋右医師:「(鉗子を使うのに)器用不器用はないです。器用不器用と言うのは本当に天才的な人は別ですけどそうじゃない限りは積み重ねたものの表れですから。自分がやりたいと言うのを決めたら頑張ってその道にコツコツと、続けると何か起こるから、続けましょうと言うことがメッセージかな」