平和を願って…ウクライナの子どもたちが描いた「キッズ・ゲルニカ」 静岡・富士宮市で展示
富士山のふもとに展示されている絵
ウクライナの子どもたちが平和を願って描いた絵。
キッズ・ゲルニカ富士宮
実行委員会 渡辺実さん:「この2枚は国連の方から東ウクライナの子どもたちにも参加させてくださいということで自主的に東ウクライナの方で作っていただいたもの。地球は2匹のゾウと1頭のクジラによって守られている。外の白黒のピカソのゲルニカのような世界があって、この虹の中では子どもたちが平和に暮らしていますと」
富士山のふもと、富士宮市に展示されている絵。ピカソのゲルニカをモチーフに、子どもたちが平和を願って描いた「キッズ・ゲルニカ」と呼ばれる作品です。
キッズ・ゲルニカ富士宮
実行委員会 渡辺実さん:「これはアメリカ大陸、オーストラリア、アフリカ、アジア、これがヨーロッパ。5大陸を We are children of one planet.5大陸がひとつの地球として仲良くしようと思っているこの夢の画を見てもらいたい」
中には、日本とつながりのある作品も。チェルノブイリ。福島。手を取り合っています。
キッズ・ゲルニカ富士宮
実行委員会 渡辺実さん:「2017年3月にチェルノブイリから福島への連帯というイベントを開催した時にウクライナでも作ってもらおうということで現地で作ってもらった。
ウクライナの平和を願って
最初にウクライナに行ったのは2014年だったが、ウクライナの人たちが本当に親日で、日本のことをよく知っていてすごく親しく接してくれたので、それに比べて日本ではウクライナのことがほとんど知られていない。だから、この不幸な事件を機会に今ウクライナを応援しようという日本の方が出てきている中で、ひとつのきっかけというかこの子たちの作った気持ち・思いを感じていただけたらと思う。
ほとんどだれも想像していなかった、ロシアの侵攻、キエフまでミサイルが飛んできたというあのニュースを聞いた時に、描いてもらったところに行っているのでその子たちの顔が目に浮かびましてこの彼らの気持ちを富士山に見せたいと。それをインスタで撮って、ウクライナの方とか関係者に送った、本当に何をしていいかわからないがこの子たちの苦しみを想像したら何かしないと いけないと思いやった」
平和を願って、ウクライナの子どもたちが描いた作品。
キッズ・ゲルニカ富士宮
実行委員会 渡辺実さん:「関心をもって、出来る形で出来る範囲で出来ることをしていかないといけない。 全ての人が多くの人がそういう思いを持ったら大きな力になると思うので、1人でも、少しでも関心を持つこと、それの積み重ねが 世界を変えるのではないかと思う」
展示は今月6日まで。