それぞれの夢は 晴れ姿の新成人が集い…2年ぶりに会場型の成人式 静岡市

 晴天に恵まれた3日、静岡市のグランシップには晴れ姿の新成人が集まりました。今年の静岡市の新成人は6247人。そのうち、およそ3200人が式典に参加しました。対面での開催は、コロナ禍前の2019年以来2年ぶりです。

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Q.将来の夢は?

A.ウエディングプランナーです。

A.柔道整復師という国家試験があるので、とりあえずそこを突破して、ちゃんとした社会人になれればなと思っています。

去年はオンラインで開催 会場型は2年ぶり

画像: 去年はオンラインで開催 会場型は2年ぶり

 去年は草薙球場での屋外開催を予定していましたが、新型コロナの急激な感染拡大を受け、式の6日前に急遽オンラインのみでの開催になりました。2年越しの対面での開催に、新成人は…。

「去年はコロナの期間で成人式がオンラインだったこともあって、今年は参加できてうれしい気持ちでいっぱいです」

「身が引き締まる思いでいます。(式典が)開催されたのはすごくうれしいですけど、また新しいオミクロン株とか出ているので、気をつけながら楽しみたいなと思う」

「私は今年から就職するので、社会にでる第一歩として準備していきたいと思います」

 対面での式典開催にあたり、感染対策も厳しく行われていました。会場に入る前には、検温や手指消毒といった基本的な対策を実施。さらに、スタッフにスマートフォンの画面を見せる姿が。

Q.いま何を見せていた?

A.入場パスといって、電話番号と自分の名前を入れると、パスが出てくる形になっています。出身中学校とかを登録して。

 参加者を把握するため、式典に参加するには事前の登録が必要に。この入場パスを座席指定券と引き換える仕組みになっていました。

 感染対策の意識は新成人にも。式典のために帰省したという人たちは…。

東京都から帰省:「(静岡に)帰って来る前にPCR検査をちゃんと受けたし、ワクチンも受けた。親にも迷惑かけられないし、周りのみんなにも迷惑かけられないので、そういうところはやっぱり東京にいる分、しっかりしないとなという気持ちはありました」

神奈川県から帰省:「わたしも実際PCR受けて陰性が出て帰ってきたので、ちゃんとそこは対策をしました。式が終わったらまっすぐ帰ります。コロナ禍ということもありますし、家族と一緒に過ごしたいなと思うので」

去年は人だかりできていた静岡駅前は

画像: 去年は人だかりできていた静岡駅前は

 去年のオンライン式典終了後、静岡駅前には多くの人だかりができていました。駅の地下に設置されたフォトスポットで記念写真を撮る新成人たちが集まっていたのです。

 静岡市の職員が巡回をして、大人数での会食を避けるよう呼びかけていました。

 今年、ほぼ同じ時間帯に駅前に行ってみると…。

新成人で混雑する様子はなく、集まっている人はまばらでした。夜の繁華街でも新成人の姿はちらほら見られる程度でした。

「最初(同窓会を)やることになっていたんですけど、それもなくなって。もうほんとに、ちょっとした集まり的なことで飲みに行く店を探している感じです。(中止と聞いて)マジかって思いましたけど、それが一番いいかなって。一番いい判断なのかなっていう風に個人的には思いました。

「知り合いだけで。まあ少人数で行こうかなと。同窓会が中止になっているので、感染拡大防止のために。静かにって言ったらおかしいけど、積もる話をしながら、ゆっくり飲みたいなと思います」

 新型コロナと向き合いながら迎えた門出。人生の記念日を仲間と分かち合える喜びを感じているようでした。