新人アナのサウナめぐり 「秘境のサウナ」「個室サウナ」そして「サウナのテーマパーク」 静岡・川根本町、熱海市、裾野市
秘境の温泉地…川根本町「サウナ寸又峡」
サウナ寸又峡 森大亮支配人:「樽型のサウナで、別名バレルサウナ。フィンランドやエストニア、まさにサウナの発祥の地から日本に来ている」
去年11月にオープンした「サウナ寸又峡」。バレルサウナに、湧き水の水風呂。焚火があるこのスペースを、2時間2500円で貸切ることができます。
能地優アナウンサー:「中こうなっているんですね、入った瞬間からヒノキの香り、木の香りで癒されますし、呼吸しやすい熱さですね」
中は薪ストーブにより、80℃ほどの心地よい熱さです。
撮影スタッフ山田:汗出るなあ 能地:出ますね
山田:いまいくつだっけ?
能地:22です。
山田:わぉ、うちの息子と同い年かぃ。息子世代が来たのかぁ~。
そんなサウナには、この場所ならではのオプションも。
能地優アナウンサー:「川根茶のロウリュがあるということで、これでもっと温度を上げていきます。いいですね、お茶の香りが、急須の中にいるような気分です。あ~温度が上がってきました。徐々に温度が上がってきました」
週末は、予約の枠がいっぱいになる日も多いというこちら、寸又峡に新たな客を呼び込むことが期待されています。というのも…。
翠紅苑 羽根田善弘支配人:「寸又峡の旅館でサウナがあるところは1軒もないので。お客さんにも聞かれる、サウナありますかって。それで人が来てもらって、いいところだと発信してもらえれば、また注目を浴びる。まぁ、サウナに入ったあと、うちに来てお食事とかしていただければと思います」
サウナ寸又峡 森大亮支配人:「友人とサウナに行くと、みんな幸せになって出てくる。サウナに満ち溢れた世界になれば幸せな世界になるんじゃないかと。この地域でサウナを通じて町が活性化したらいろんな地域で転用できる」
個室サウナも 熱海市「ニューとみよし」
そんなサウナの可能性に懸けた宿が、熱海市にありました。
ニューとみよし 富岡宏泰専務:「もともと12畳の部屋だったんですが、一部改良しまして個室にサウナを作った。個室サウナのプライベートサウナになりまして、宿泊したお客様、24時間楽しめるようになっている」
コロナ禍で宿泊客が減少する中、サウナ好きを呼び込むため、600万円以上かけて2部屋にサウナを設置。通常より1人2000円ほど高いものの、予想以上の反響があったそうです。
ニューとみよし 富岡宏泰専務:「サウナがある部屋を選ぶお客が増えたり、リピーターのお客がサウナの部屋を選ばれる。あまり前例がない設備投資だったので不安はあったんですけども、思ったよりうまくいったかな、よかったかなと」
さらに、建設中の別館にも3つのサウナを取り入れるそうです。
ニューとみよし 富岡宏泰専務:「潜在的な需要は確実にある、取り込めれば問題ない」
富士山の麓にサウナのテーマパーク 裾野市「サーマルクライムスタジオ富士」
続いては、富士山の麓、裾野市の山の中へ。
能地アナ:「看板が見えました、サウナクラブと書いてあります。その奥に見えるのが、見た感じサウナには見えないですけど」
能地アナ:どういったサウナになっている?
サーマルクライムスタジオ富士 山田英介支配人:「コンセプトは熱の登山。世界中のサウナを巡れる。他のサウナとは違った入り方があるので是非楽しんでいただければ」
去年3月にオープンした会員制のサウナ、サーマルクライムスタジオ富士。4種類のサウナを備える、いわばサウナのテーマパークです。熱の登山とは、4つのサウナに順番で入ること。会員にならなくても利用はできますが、予約は必須。会員はすでに300人ほどいるそうです。
静岡市の30代女性:「扉が開いたらサウナのミュージアムという感じで、すごいワクワクが止まらなくて、また来たいと思って2回目に来た。寝覚めが違います。シャキッと起きれる感じ」
さあ、いざ熱の登山へ。
マウンテンサウナは「寝転んで全身均一の暖かさに」
能地アナ:「一つ目のサウナはこちらのマウンテンサウナから。失礼します、お、階段状の構造ですよね」
山田支配人:「寝転がってください。寝転がることで温度が均一になります」
能地アナ:「全身が同じ暖かさというか均一になっているのが実感できます」
山田支配人:「体の芯までゆっくりと、弱火で火を通している感覚です」
最初のサウナは高低差が特徴。熱さ控えめの下の段で、ゆっくり体を温めます。
能地アナ:「だいぶ温まりました。水風呂ですかね」
山田支配人:「通常では水風呂ですが、まだ水風呂には入りません」
熱の登山は始まったばかり、ラウンジで休憩をはさみ、次のサウナに備えます。
ベンベルグサウナは「ドイツの伝統的サウナ」
山田支配人:「次のサウナはこちら、ベンベルグサウナ。ドイツの伝統的なサウナなんですけども」 能地アナ:「なるほど」
山田支配人:「天井を低く、狭く作っているのが特徴です。あとは上のでこぼこした屋根(天井)。輻射熱という熱を増やす、色々な角度から熱が来るように構造されています」
山田支配人:「ロウリュをすることで、グワーッと熱くなります」
能地アナ:「急に熱くなりましたね。アツイ!熱いです」
山田支配人:「さっきは弱火だったんですが、次は中火で、瞬間的にガーっと発汗するような、表面体温もちゃんと温める入り方をしている」
能地アナ:「サウナから出てくる。熱いです!」
テルマリウムサウナは「古代ローマの浴場をイメージ」
まだまだ続く熱の登山。サウナのテーマパークが本領発揮です。
富士山のふもとにあるサウナのテーマパークで熱の登山を体験。3つ目のサウナは、古代ローマの浴場をイメージしたテルマリウムサウナです。
能地アナ:「もう出てきましたね。出てきましたスチーム。結構熱いですね」
山田支配人:「徐々に徐々にあったかくなってくるようプログラミングされています」
アロマが香るスチームが充満。室内はまさに蒸し焼き状態に。
能地アナ:「だいぶ体がほてってきました、後このアロマの香り、本当に気持ちいい」
この状態でおよそ10分。ついに水風呂、かと思いきや。
能地アナ:「あっ、なるほど! 冷たすぎず、熱すぎずですね」
入ったのは、30℃台前半のぬるま湯です。
山田支配人:「不感浴という、人間が何もストレスがかからない温度と言われています。表現としてはお母さんのお腹の中にいるみたいとか表現したりします」
体を浮かせる浮き身浴でリラックスしたら…
フィンランドの伝統的サウナの体感温度は100℃
フィンランドの伝統的サウナ
フィンランドの伝統的なサウナで、熱の登山のクライマックスへ。 山田支配人:「アウフグースというドイツの熱波をやっていきます。瞬間的にすごく熱くなっていくので、それを楽しんでいただければ」
能地アナ:「もうアツイ、もう熱いです」
繰り返し浴びる熱波、体感温度はなんと100℃です。
能地アナ:「ありがとうございました。気持ちいい。外気持ちいい!…外気持ちいい!」
ようやく「水風呂」に
汗を流してついに水風呂へ。水温は17℃。富士山の伏流水を使っています。
能地アナ:「きもちいい!フィンランドの空間から富士山の水、これはすごい経験です」
とろけるというか、自分が今どんな顔しているかわかりませんけど、気持ちいい。
山田支配人:「皆さんそのような顔になります。ととのうと言うより、本当に気持ちいいんだろうと、目が表現してくれる」
能地アナ:「熱の登山、すごい登山でした」