エスパルス、ちびまる子ちゃん… にぎわい願う61本のユニーク飾り 3年ぶり清水七夕まつり開催 静岡市
去年、おととしは新型コロナのため中止。ことしは3年ぶりの開催となりましたが、規模を縮小しています。その清水七夕まつり。歴史を映像にまとめました。
1953年、今から69年前に「清水七夕まつり」は始まりました。戦後の復興と商業の発展を目指して商店街が旗を振り、およそ2000もの店が参加。東海地区の名物にしようと、大きな七夕飾りをそれぞれの店先に掲げたのです。
昭和30年代になると、それまで中心だった「くす玉飾り」に加えて時代の流行などをモチーフにした「仕掛け花飾り」が次々に誕生。祭りを盛り上げました。
毎年多くの人々を楽しませてきた七夕まつり。しかし1974年…
7月7日から翌日朝にかけて500ミリを超える大雨が降り、静岡の街をのみ込みました。清水も大洪水に見舞われ、初めて七夕まつりが中止になりました。大きな被害を受けましたが、翌年には清水の夏の風物詩として復活。その後も長年清水の町を賑わせてきました。
そして2020年、新型コロナのため清水七夕まつりは中止に。去年も開催できず2年続けての中止となりました。今年は3年ぶり68回目の開催です。
創業70年、清水駅前銀座商店街に店を構える蕎麦処「ふじ乃や」。5日に店に伺うと、店内には手作りした飾りが。一足早くまつりの雰囲気に包まれていました。
ふじ乃や
加藤元章さん:「久々だから本当に楽しみ。もうずっと一年の夏、清水の夏のスタートは七夕から。それが2年間できなかった。その寂しさはちょっとあった。(今年は)久々の飾りを作るのができた」
加藤さんは幼い頃から、毎年くす玉を作ってきました。
ふじ乃や
加藤元章さん:「お客さんが見てくれて楽しんでもらえれば一番いい。やはり子供が笑顔になる。それを見るのがこの七夕は一番うれしい時。やっとで何とか開催ができるから、早くお祭りをやりたい。七夕の雰囲気をまた味わいたい」
(写真提供:紅屋)