来日50年目 動かない鳥…ハシビロコウのビルじいさん死亡 静岡・伊東市
静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園の人気者、ハシビロコウのビル(オス)が6日、死にました。年齢は50歳以上で老衰とみられています。
ハシビロコウは動かないことで有名な鳥。ビルは1971年にスーダンから来日、1981年4月に伊豆シャボテン公園(当時)にやってきました。「長老」「ビル爺さん」などと呼ばれて親しまれてきたビルですが、2,3日前からエサを食べなくなり、6日、立ち上がることができないほど衰弱して、スタッフが見守る中、死亡したということです。
コウノトリ科の鳥の平均寿命は35歳。このことからもビルは記録的な長寿で、人間の100歳以上に相当すると推定されています。
同園の「バードパラダイス」内に献花台が設置されています。