どうなる? ワゴン販売名物「硬いアイスクリーム」 新幹線「のぞみ」「ひかり」のワゴン販売10月末で終了
利用客は…
利用客(40代女性):「え!そうなんですか? え~。コーヒーとかも飲めるから、なんか…。寂しいですね」
席に座ったまま、軽食や飲み物などを購入できるワゴン販売。新幹線の車内では見慣れた風景ではないでしょうか。JR東海は8日、東海道新幹線の「のぞみ」と「ひかり」で行っている車内でのワゴン販売を10月末で終了すると発表しました。
利用客(40代男性):「続けてほしいのが本音ではある。コーヒー買うことが多いですけど、仕事終わり、帰りだったらビール。冷たいビールが飲みたいという意味では、その場で買えたほうが良いかなって」
利用客(80代男性):「(新幹線は)初期から乗っているから、なくなるというのは物足らないという感じ」
飲食物の持ち込みが増え、売り上げが大幅に減っていることや将来的に車内販売を担当する乗務員の不足が予想されることが、終了の理由です。
名物「硬いアイスクリーム」
ワゴン販売終了で、別れが惜しまれているのが、スプーンがさせないほど硬いアイスクリームです。
利用客(40代男性):「新幹線のアイスクリームって、すごく硬くて、ゆっくり食べられるというところが良くて、しかも味もおいしい。長い旅している時に、外の風景見ながらアイスクリーム食べるというのは、ひとつのデザートだった」
利用客(50代女性):「子どものときあれがすごく楽しみだったので、寂しいなと思う。なんか特別で、すごく濃厚だった記憶があって」
実は、硬いアイスクリームは新幹線の車内だけでなく、すでに東京駅の自動販売機などでも販売されています。
静岡駅のホームに…
JR静岡駅でも…
久須美舞記者:「ワゴン販売の名物、硬いアイスクリームが、改札を入ったところにあるお店で販売されているということで、行ってきます」
7分後…。
久須美舞記者:「ありました~。こちら、ワゴン販売で売られているものと全く同じ商品です。少し表面が軟らかいですけど、中はしっかり硬いですね」
現在、改札内にある売店で、バニラ・抹茶の2種類が販売されています。JR東海は「駅における飲食の提供を強化する」として、今後、ホーム上でアイスクリームやドリップコーヒーなどの自動販売機を拡充していくということです。
また、ワゴン販売終了に伴い、11月からは「こだま」以外のグリーン車の乗客を対象に、スマートフォンなどで注文を受け付ける「モバイルオーダーサービス」が始まります。各座席に設置されたQRコードをスマホで読み込めば、食事や飲み物を注文でき、こちらでは引き続き、硬いアイスクリームも買うことができます。