4年ぶり御殿屋台…初子がいる家庭では 今年はお酒を我慢、ジュースでもてなし 浜松まつり
屋台引き回しは36町が参加
梅田航平記者:「午後8時の浜松市中心部では、御殿屋台の引き回しが行われています。4年ぶりに市の中心部で引き回すということで、みなさん一生懸命です」
夜を鮮やかに彩る、きらびやかな姿はまさに豪華絢爛。36町が参加した中心部での屋台引き回しは4年ぶりです。
参加者:「やっと、やっと実現できて、本当にうれしく思う」
お酒の代わりにジュース
夜道に映えた屋台、そして子どもたちが奏でるお囃子やラッパの音は、沿道の観客も魅了しました。一方、街中が盛り上がる少し前、こちらのお宅では…
塚本圭助さん
Q.今なにしている?
A.「今、屋台がきたときに、みなさんに軽食などを
振る舞う準備をしています」
中区・佐藤中町の塚本家。去年1月に長男の大晃君が誕生しました。佐藤中町では、町内で屋台の引き回しをするということで、もてなしの準備に大忙しです。
塚本圭助さん
Q.いつもジュースとか?
A.「今年はアルコールがだめということなので、代わりにジュースとかお茶とかで振る舞おうかなと。お酒あれば、のしだけ飾って振る舞う予定だったけど、まあ仕方ないですね。お酒がこういう状況の中で、やれる範囲で精いっぱい楽しもうと思うし、知恵を絞ってやれることをやれればなと」
いざ「晴れ舞台」へ
そのころ、町内の皆さんも御殿屋台引き回しの準備に。
佐藤中町 鈴木涼介組長:「コロナになって久しぶりに、4年ぶりに初子さんを迎えられて嬉しく思う。喜んでもらえるように精いっぱい頑張りたい」
塚本圭助さん:「じゃあ、ひろあき行くぞ! 晴れ舞台だぞ! 人生で一番」
ひろあき君たちもいよいよ合流して、ラッパの音とともに自宅へ。
「伝統は絶やしてはいけない」
道路を埋め尽くすほど集まった200人もの人たち。子どもから大人まで、みんなでひろあき君のお祝いです。
鈴木涼介組長:「いや~でもね、お酒飲みたいですね(笑)。お酒が無い中でも精いっぱいみんなで盛り上げてやっていけたのでよかった」
泣きながら乗った御殿屋台も、きっといい思い出になることでしょう。
塚本圭助さん:「とにかく、ただただ忙しかったけど、充実している1日でした。祝ってもらって、こういうお祭りいいなと思ったし、伝統は絶やしてはいけないと思うし、いい祭りを今後も作って行けるようにしたい」