災害時の被害状況を迅速に把握せよ 被災地の映像送信や情報共有の手順確認 静岡・焼津市で訓練実施
大雨などの災害時に被災地の被害状況を迅速に把握するため、静岡県焼津市では情報伝達の手順を確める訓練が行われました。
ヘリから映像を見て…「現在、新幹線付近を撮影しています。上流は大井川7.5キロまで。大井川から栃山川付近あたりまで浸水しています」
訓練は国土交通省が毎年2回中部各県を持ち回りで行っているもので、今年は焼津市に新しく完成した大井川河川防災ステーションで行われました。焼津市や静岡国道事務所の職員ら60人が参加した訓練は、台風による大雨で大井川が氾濫し焼津市内で浸水被害が出た想定です。
参加者は被害状況を把握するため、ヘリコプターで撮影した被災地の映像を衛星通信車を利用して災害対策本部に送信。映像を受けた対策本部は、関係機関に情報を共有する作業手順などを確認していました。
中部地方整備局 静岡国道事務所
倉橋和久 電気情報技術調整官:「国土交通省では非常時における通信装置の様々な物を所有しております。それをですね、円滑迅速に活用できるように、いつも訓練を続けていかなければならない。(住民は)気象情報ですね。常に注意していただいて早め早めの対策、避難というのを実行していただければいいかなと思います」