富士山噴火を想定し訓練…火山灰の量や土石流発生の可能性を緊急に調査 静岡・富士宮市
富士山の噴火を想定し、緊急に火山灰の量を調べる訓練が静岡県富士宮市で行われました。
訓練には国土交通省富士砂防事務所の職員ら合わせて30人が参加しました。国交省は富士山噴火の際、被害の予測のため積もった火山灰の量や土石流発生の可能性などを緊急に調査し、自治体に通知することになっています。
参加者は事前に用意した桜島の火山灰を白い板の上に撒き、厚み・重さを測りました。また、じょうろで水を注ぎ、溜まった水の量を測り、雨などによる土石流発生の可能性を調べました。こうした調査結果は避難情報の基になるということです。
国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所事業対策官 大森徹治さん:「毎年毎年(訓練を)することにより、有事の際に円滑に行えると考えています」