不審者が車内で刃物を持って暴れたら… JR東海が新幹線の対応訓練
JR東海は新幹線の運行中に地震が起きたり、不審者が現れたりした場合の対応訓練を三島市で行いました。
午前は地震が発生した際に、いち早く新幹線の運行を再開させるための訓練が行われました。JRの社員がドローンを使って、橋脚など高さのある構造物に亀裂などがないかを確認しました。
また午後は新富士駅と三島駅の間を走行していた新幹線の車内で、男が刃物を持って暴れるという想定で訓練が行われました。
不審者:「暴れる」
男が乗客を刃物で切りつけると、周りの乗客は前後の車両に避難。情報を聞きつけた乗務員や警備員が、車両内に設置されているさすまたや防護盾を使って対応しました。
警備員:「落ち着いてください」
その後車両のドアに鍵をかけ男を閉じ込めると、最後は車両を三島駅に止め車内に突入した警察が男を取り押さえました。
JR東海 常務執行役員 新幹線鉄道事業本部
辻村厚 本部長:「こういう訓練を通して練度を高めて、系統を超えた訓練を行う事によって、今後さらに安全な新幹線を作りあげたい」