中学生姉妹が剣道の全国大会出場へ…監督は父、コーチは母 姉「気持ちで負けない」 妹「1回でも多く試合を」 静岡・磐田市
静岡県予選の決勝は姉妹対決
剣道の練習に励むのは、磐田市に住む中学生の姉妹。姉のこころさん(14)と妹のいちのさん(12)。2人は、18日から愛媛県で始まった全国中学校剣道大会個人の部に出場します。静岡県予選では、個人の部46人のトーナメントで揃って勝ち上がり、決勝で異例の姉妹対決。優勝をこころさん、準優勝をいちのさんが決め、県で2人しか参加出来ない、個人の部の全国大会出場権を姉妹で勝ち取りました。
姉こころさん:「今まで頑張ってきた努力がやっと実ったじゃないですけれど、達成できたっていう、うれしい気持ちでいっぱいです。(姉妹で出場で)珍しい形で全国出られるので、それは楽しみですかね」
妹いちのさん:「本当に自分が県で2位になったのが、不思議って感じです。今は。負けず嫌いなので、試合で負けたりしたら、次は負けたくないという一心でずっとやってきました」
剣道部の監督は父、コーチは母
2人が所属する磐田東中学校剣道部は、これまでにも全国大会に何度も出場した強豪です。剣道部の監督を務めるのは、なんと父親の勝之さん、母親のさくらさんもコーチを務めています。
父・勝之さん:「姉妹で出られる事はすごくうれしい事だし、どこを目標にというよりは、ひとつずつチャレンジしていくしかないかなぁという気持ちです」
母・さくらさん:「お姉ちゃん(こころさん)は、パワー、スピードがあって、力強い剣道をするなと思う。「妹(いちのさん)は、相手の力をうまく使って柔軟に対応する、守りの強い選手かなと思います」
父親の勝之さんは、大学時代に全国優勝の経験を持つ全国でも屈指の指導者。鍛え上げようと、熱が入ります。
剣道部の寮で全国から来た生徒と共同生活
練習を終え、姉妹が帰宅するのは剣道部の寮。指導力に定評のある父・勝之さんの指導を受けようと、全国各地から来た中学生や高校生たちと共同生活を送っています。現在は夏休み中。剣道の技術を高めあい、生活と学業を仲間同士で両立させています。
男子:「姉妹で決勝に出られるように頑張ってください」
女子:「2人とも日頃から頑張っているので、全国大会で勝ち上がれるように頑張ってほしいです」
全国大会の目標は
全国大会の目標は…。
姉・こころさん:「全国大会なので、強い人たちがたくさん集まっているので、
その人たちに気持ちで負けないように、強い気持ちを持って試合に臨みたいです」
妹・いちのさん:「1回戦目から強い人(対戦相手)なので、1回1回集中して、1回戦でも多く試合ができるように頑張りたいです」
全国大会での目標。姉妹対決を目指して2人の挑戦が始まります。