3年ぶりに全員揃って卒業式 「人と関わることの大切さ知った」 静岡大学

静岡市では静岡大学の卒業式が行われました。卒業生全員がそろっての式典は3年ぶりで、4年間の思い出を胸に新たなステージに歩みを進めました。

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3年ぶりに全員揃って卒業式 「人と関わることの大切さ知った」 静岡大学

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「学びはこれで終わりではありません」

白鳥衛記者:「グランシップには、晴れ着にマスク姿の学生が集まり、未来への期待を胸に卒業式に臨んでいます」

 静岡市のグランシップで開かれた卒業式には、およそ1400人が出席し新たな門出を祝いました。静岡大では、新型コロナウイルスの影響でおととしの卒業式は中止に。去年は規模を縮小しての開催でしたが、今年は3年ぶりに全員が揃っての式典です。

 式では日詰一幸学長が各学部の代表者に学位を手渡し、祝辞を贈りました。

静岡大学
日詰一幸学長:「困難な状況の中にあっても、くじけることなく勉学に励み、本日卒業・修了を迎えられた皆さんに心からの賛辞を送りたいと思います。取り組みの一つ一つは、必ずやこれからの皆さんの人生に良い影響をもたらすことになるはずです」

 1400人を代表して久保山健太さんが決意を語りました。

地域創造学環
久保山健太さん:「私たちの学びはこれで終わりではありません。これまで私たちが会得してきた知見やこれからの学びを生かして、誰かの支えになるように還元していきたいと思います」

コロナ禍の学生生活「人と関わる大切さを知った」

学生生活の後半、新型コロナの影響を受けてきた卒業生。仲間との別れを惜しみつつも、春から始まる新生活への期待を胸に巣立ちました。

卒業生:「3年からはコロナとかありましたが、すごく内容の濃い4年間過ごせてたくさん友達もできたので最高でした」
「コンピューターと遠隔での授業になりましたけど、そこで得られるものもたくさんあったので、個人的にはいい4年間で終われたかなと思っています」
「コロナ禍で人と会えない中で、人と関わる事の大切さを知ったので、関わりを社会人になったら大切にしていきたい」