「マナー注意おじさん」が高校生に暴行か スマホの「自転車ながら運転」注意し車で追いかける? 静岡・焼津市
静岡県焼津市内で、「マナー注意おじさん」として有名だった49歳の男が高校生に対する傷害容疑で逮捕されました。事件のきっかけは「ながら運転」だったということです。
傷害の疑いで逮捕された焼津市の無職の男(49)は去年7月、登校中の男子高校生の鎖骨を殴り、全治1週間の打撲を負わせた疑いです。警察によりますと、男は容疑を否認しているということです。
男はなぜ高校生を襲ったのでしょうか。きっかけは、スマホを操作しながら自転車を運転する、いわゆる「ながら運転」でした。
白鳥衛記者:「男は、スマホを操作していた高校生に注意を呼びかけた後、男子高校生をさらにここまで車で追いかけ、自転車の前に割り込み殴ったということです」
男は「マナー注意おじさん」として焼津市内では有名だったといい、高校生の父親が警察に「男に殴られた」などと通報し発覚。事件のきっかけとなったスマホで、男の車のナンバーを撮影していたことから逮捕に至りました。
自転車のマナーをめぐって起きた今回の事件。去年、県内で自転車のながら運転が原因となった人身事故は2件発生していて、県警は「ながら運転」はしないよう注意を呼びかけています。