盛り土の2割に異常…のり面の崩落や排水設備の不良など 静岡県が熱海市の大規模な土石流災害をうけ緊急点検
静岡県などが盛り土に関する緊急点検を行ったところ、およそ2割に何らかの異常が見つかったことがわかりました。
7月に熱海市伊豆山で起きた大規模な土石流を受けて、県と市や町が山間部にある大規模な盛り土の緊急点検を実施したところ、対象となる343カ所のうち82カ所で異常がありました。具体的にはのり面の崩落や排水設備の不良などが見つかったということです。
異常があった82カ所のうち61カ所は、所有者らに対する指導を行いましたが、改善されたのは3カ所にとどまるということです。県は「引き続き市や町と連携し、是正指導を行っていく」としています。