高さ80メートルの風力発電 ドローン活用し短時間で安全に点検…中部電力が開発した技術を公開 静岡・御前崎市
中部電力はドローンを活用して風力発電施設を点検する技術を開発し、作業の様子を公開しました。
静岡県御前崎市の海岸沿いには風力発電施設が11基あり、およそ2万世帯分年間2万2000キロワットの発電をしています。風車の中心まで高さ80メートル、羽根の長さは40メートル。国は落雷を防ぐ装置に異常がないか、2年から3年に一度の確認を義務付けています。
中部電力が開発した点検方法は、ドローンに長いアームを付け、断線したところがないか確認していく方法です。これまで1基あたり3人が高所に上り、6時間ほどかけて点検してきました。ドローンを活用すれば、2人1組で1時間ほどで終了し、人が高所に上る必要もなくなります。中部電力はドローンでの点検方法を来年5月以降に本格導入していくということです。