14回も空襲警報が鳴った日も…地下の防空壕に逃げ込む生活 ウクライナから静岡市に避難した女性「子どもたちの命を守ることが第一」
静岡市に避難しているウクライナ人家族が静岡市長と面会し、支援への感謝を伝えました。
ウクライナ避難民の家族 オレーナさん(38):「静岡市長はじめ静岡市の方々に、お礼の気持ち、感謝の気持ちを申し上げたい。住む場所など生活の支援など、今、受け取ってとても感謝の気持ちです」
18日、静岡市の田辺信宏市長と面会したのは、ウクライナ人のオレーナさんと、その家族です。3月末、ウクライナに一時帰国したオレーナさんと一緒に日本へ避難してきました。今は日本人の夫と5人で、市内の市営住宅で生活しています。
オレーナさんのふるさとは、ウクライナ西部にあるテルノピリ。ロシアの侵攻が始まり、子どもたちが通う学校は閉鎖。1日に14回も空襲警報が鳴ることもあり、そのたびに地下の防空壕に逃げ込む生活は若い家族の心に大きな影響が…。
ウクライナ避難民の家族 オレーナさん(38):「空襲警報で子どもたちは眠れなくなりました。この生活を長くは続けられないと感じ、子どもたちの命を守ることを第一に、日本にいる夫のもとに連れて避難することにしました」
静岡で新たな生活を始めたオレーナさんたち。生活に不慣れな部分はありますが、前向きな気持ちも抱いています。
静岡市 田辺信宏市長:「みんなはスポーツとかやっているかな?」
ウクライナからの避難した子ども:「サッカーがとても大好きです」
静岡市 田辺信宏市長:「そうですか。ぜひ、安心して静岡での生活を楽しんでほしいし、静岡でたくさん友達を作って、たくさん楽しい思い出を作って過ごしていただきたいと思います」