災害時に操作できるよう…梅雨入りを前に排水ポンプの操作訓練 静岡市
梅雨入りを前に自然災害への備えです。静岡市の安倍川河川敷では、排水ポンプなどの操作訓練が行われました。
訓練には、国土交通省静岡国道事務所の職員や災害協定を結んでいる、建設業協会の関係者らが参加しました。
各務実来記者:「現在、こちらの排水ポンプ車を利用した対策訓練が行われています。災害時には池の水をくみ上げ、ホースを通して川へ排水します」
こちらは1分間で最大およそ30トンを排水できるポンプ車。浸水した道路などから排水する役割を担います。参加者はホースをつなぐ方法などの手順を確認しました。こちらは照明車。昼夜問わず発生する災害に対応し、去年熱海市で発生した土石流災害の現場でも使われました。参加者は国交省の職員から指導を受けながら、実際に操縦して手順を確かめていました。
参加者:「参加は今年で5回目です。僕らも災害の現場に結構行くけれども、実際に必要なことだから常日頃毎回訓練しなければ大変なことになってしまう」
静岡国道事務所 加藤隆雄総括保全対策官:「全国において頻発する災害に対して、災害対策用機械を円滑・確実に操作して、応急復旧活動が速やかに行えるように実施している。この訓練を通じて実際の災害時に活用できればと思っております」