正月の縁起物…伝統の『潮鰹』づくり進む 出荷は12月中旬から 静岡・西伊豆町
静岡県西伊豆町の老舗鰹節工場で、伝統の潮鰹作りが進んでいます。
田子地区で古くから食べられてきた潮鰹は、正月に藁飾りを付け、床の間や玄関先に吊るされます。呼び名が正月魚と似ていることから、縁起物として大切にされています。季節風の吹き出すこの時期に、10日ほど塩漬けを終えた鰹の潮を洗い出し、竹櫓に干します。
カネサ鰹節商店5代目 芹沢安久さん:「乾燥させるのが、すごくきれいにできるので、待ち望んだ風」
今年は焼津から最適のサイズが入り、450本を作ります。西風も吹いて、いい潮鰹ができそうということです。出荷は12月中旬からで、20日過ぎには正月用に藁飾り付きも出荷されます。