令和の天才・藤井聡太八冠…今年の対局は『無敗の地』静岡から 『限定の御城印』『おやつ』にも長蛇の列 /今年の静岡
1月、静岡県掛川市で行われた世紀の対局。平成の天才、羽生善治九段に相対したのは令和の天才。今年、前人未到の八冠制覇を達成した藤井聡太八冠。2023年最初の対局はここ静岡からでした。
対局した掛川城では『限定の御城印』求め長蛇の列
掛川城では対局に合わせて2人のサインが入った限定の御城印を販売。これを求めて大行列が。初日は500人が並び、3000部が2日間で完売しました。藤井効果は掛川でも発揮されました。
掛川市民:「掛川がこれで盛り上がってくれたらすごくうれしい。将棋を通じて住んでいる人にとってはうれしいこと」
世紀の対局を制してもいつも通り謙虚。
藤井聡太五冠(当時):「(羽生九段は)こちらが予想していない手をさされて、(羽生九段は)自分には無いものを持たれていると改めて感じた」
静岡市の対局ではお菓子が話題に
4月、静岡市の浮月楼で行われた名人戦。当時六冠だった藤井さんが渡辺名人に勝利。対局とともに話題となったのは藤井六冠が食べたおやつです。県内産の抹茶やイチゴをクリームに練り込んで作った茶っふる。販売するお店では…
伊地健治アナウンサー:「きょうは開店からお客さんが途切れることはありません」
開店から1時間半で100個近く売れた。
伊地健治アナウンサー:「甘さ控えめでおいしい〜。疲れが吹き飛ぶ感じが確かにありますね」
牧之原市ではトークショー
9月、牧之原市のイベントホールには大行列が。元々行われる予定だった王位戦が藤井七冠の勝利でなくなったため、かわりにトークショーが行われました。牧之原の印象について
藤井聡太七冠(当時):「掛川駅から車で(牧之原市に)来た車に乗っていて気がついたら周り一面が茶畑になっていてびっくりした。本当にすばらしい絶景。今度は海が見えてきて、コントラストも鮮やかですばらしい所」
これまで静岡でのタイトル戦は無敗の藤井八冠。来年も八冠の一手に注目です。