全国から集まる精鋭たち 本気の「全日本まくら投げ大会」戦略を競い合い今年の優勝チームは?
伊東市で24日25日と2日間にわたって開かれた全日本まくら投げ大会。全国各地からおよそ350人が参加し、熱戦が繰り広げられました。
伊東市民体育センター 伊東市 おととい
選手宣誓:
「まくら投げようぜ!!」
2013年から始まったこの大会は地元の高校生が考案したもので、12回目となる今年は北海道から沖縄まで全国各地から40チームが参加しました。
「まくら投げ」・・・というだけあって、寝た状態から始まるのが大会のルール。
1チーム8人がたたみ20畳のエリアからまくらを投げ、相手チームの大将にまくらを当てることができれば勝ちとなります。
チームには「リベロ」と呼ばれる人もいて、掛布団で味方を守ることができます。
また修学旅行の定番イベント「まくら投げ」だからこそのルールも─
選手:
「先生が来たぞー」
「先生がきたぞ」とコールされると一時休戦。
コールした側は相手コートにあるまくらを回収できる一発逆転の作戦です。
ただまくらを投げるだけでなく戦略性もあるのが、この「全日本まくら投げ大会」なのです。
北海道から(初参加):
「会社でいろんな全国の面白い大会にずっと出ている。前から出たいと思っていて参加した。(すぐ負けてしまって)北海道から来たかいがなかったです。」
東京から(9回目の参加):
「初めて勝ったので、記念すべき勝利です。きょうは美味しいお酒が飲めると思います。」
大会1日目は総当たりのリーグ戦で、各リーグの1位が翌日の決勝トーナメントに進出しました。
そして大会2日目となった25日。
会場のチーム数は減りましたが、負ければ終わりの決勝トーナメント。
その熱気1日目の比ではありません。
大熱戦となった「全日本まくら投げ大会」。
決勝に進んだのは前大会優勝のマックスファクター(愛知県)とブランホワイト(千葉)。
両チームは前大会も決勝戦で戦っていて、まさに“因縁の対決”です。
千葉県から参戦・ブランホワイト 大将
「去年も同じカードで負けているので、今年は絶対に勝ちます。」
愛知県から参戦・マックスファクター 大将 (前大会 優勝):
「前回も勝っているので、格の違いを見せて勝っていこうと思う。」
闘志むき出しの両チームがまずは布団へ入ります。
そして・・・
なんと開始早々、千葉県のブランホワイト大将の足にまくらがヒット。
一セット目を愛知県のマックスファクターがとります。
試合は2セット先取。
果たしてブランホワイト、巻き返しはなるのか。
試合はそのまま愛知県のマックスファクターが2セット目を取り、大会初の2連覇を達成しました。
愛知県から参戦・マックスファクター 選手:
「選手宣誓から皆さんでたくさん盛り上がることができて、ここにいる表彰されたメンバー、そして参加したメンバーもまた来年来たいという声たくさんいただいている。これからも末永く(大会が)続いていっていただけたらと思っている。」