「訓練でできないことは本番でできない」…南海トラフ地震想定し職員参集訓練 静岡・三島市
静岡県三島市では、新年度の新たな体制の下、大規模地震を想定した職員参集訓練が行われました。
訓練は、午前7時にマグニチュード9.1の南海トラフ地震が発生し、県内で最大震度7、三島市で震度6弱を観測した想定で始まりました。
すべての職員が自宅から職場まで徒歩や自転車・バイクで集まり、午前7時15分にはオフロードバイク隊が出動しました。バイク隊は市内の幹線道路などから渋滞状況などを動画でリアルタイムで本部に送るとともに、情報収集に務めていました。
また市の総合防災センターには、訓練の災害対策本部が設置され、職員ら55人が情報収集など初動の手順を確認しました。
三島市危機管理課長 長瀬吾朗さん:「突然起こる災害では、行政の初動体制の善しあしが市民の命を救う上で大変重要であり、訓練でできないことは本番では出来ないので、緊張感をもって訓練に取り組んでいます」