ハリスに仕えたお吉の供養祭…偏見に苦しみ48歳で生涯を終える　静岡・下田市

　開港１７０周年を迎えた静岡県下田市で２７日、初代日本領事ハリスに仕えた芸妓・唐人お吉の供養祭が行われました。

　初代日本領事ハリスに仕えた芸妓の斉藤きちは、当時の偏見から「唐人お吉」と呼ばれ、不遇を苦に淵に身を投げ４８歳で生涯を終えました。お吉の眠る宝福寺で墓前法要が営まれ、関係者らがお吉を偲びました。

　お吉の物語はこれまで、小説や映画や舞台など多くの作品となっています。墓前にはお吉の物語を演じた著名な役者らからたくさんの花が供えられました。