藤井7冠が王位戦5連覇 次局が行われるはずだった静岡・牧之原市民はがっかり
将棋の藤井聡太七冠が28日、王位戦の5連覇を果たしました。次の対局の会場だった静岡県牧之原市では祝福と落胆、期待の声が上がりました。
王位戦七番勝負の第5局で、藤井七冠は挑戦者の渡辺明・九段に97手で勝利し、4勝1敗でタイトルを防衛しました。藤井七冠は王位のタイトルを連続5期保持となり、2つめの永世称号となる「永世王位」の資格を獲得しました。
9月10日・11日に第6局が予定されていた牧之原市の「平田寺」。29日はあいにくの天候も重なりひっそりと寂しそうな雰囲気を漂わせていました。
市内での対局が消えた牧之原市民は?
●市民(女性):
「ちょっと残念。是非来ていただきたかった。一度この目で見てみたかった。」
牧之原市では「勝負メシ」プロジェクトも実施しており、2023年に続いての対局消滅に市の担当者も肩を落としていました。
●牧之原市商工振興係 増田真也主査:
「楽しみにしている人も数多くいたのでその点では少し残念だった。藤井さんには牧之原市に来ていただいてイベントを開催できたらいいなと考えております。」
2023年は代わりのイベントとして、藤井七冠のトークショーが開かれ、会場は大いに盛り上がりました。関係者は今年の開催にも期待を寄せていました。