大道芸に魅せられた6歳の最年少パフォーマーと彼を支える仲間たち
大きな盛り上がりを見せた大道芸ワールドカップ。最年少出場の小学1年、6歳の男の子に密着しました。
古賀りなアナウンサー:
「天気に恵まれ、多くの観客で賑わっている会場です。まもなく、大会最年少パフォーマー、初めての舞台が始まります!」
駿府城公園に設置された特設ステージ。
静岡の大道芸文化を盛り上げようと今回初めて、静岡県内を拠点に活動するアーティスト専用の舞台が設けられました。
高井大地くん(6)
静岡市の小学1年生高井大地(6)君もその一人。
今大会最年少アーティストです。
高井大地君:
「ちょっと怖いし、緊張する」
大道芸を始めたきっかけは、去年の大道芸ワールドカップ。
体験したディアボロの楽しさに魅せられ、動画を見ながら自己流で練習を始める様になりました。
1月からは静岡市を拠点に活動する小学生から高校生までのジャグリングチーム「JPAS」に加入。
全体練習に参加しながら技術を磨いてきました。
大地くんの課題
今年の大会は大地君にとってこれまでの練習の 成果を発揮する晴れ舞台。
ただ乗り越えなければ ならない壁がありました。
JPAS講師 木村昌道さん
「ステージの向こうにいるお客さんだとかっていうところを意識していかないといけないので。それが大地くんの場合、ちょっとシャイなところもあるので」
「目線はお客さん。上じゃない!お客さん!」
「口パクが無理だったら笑顔でいこう。笑顔でいこう
(首を横に振る)」
みんなで作る一つの舞台。
緊張から表情がこわばってしまうという大地君を、先輩たちが支えていました。
本番
さあ、人生初の舞台に向けて大会最年少パフォーマーの挑戦は、いよいよ本番です。
大地くん、元気いっぱいに登場しました。
その視線はお客さんに向けられています。
頼りになる年上のみんなと一緒に、ときには、出るタイミングを教えてもらいながらも見事に難しい技も決めました!
「ご来場の皆さま、JPASのパフォーマンスをご覧いただき、有難うございました」
感想
「今は一年生だけど、いつまで続けたい?」
「うーん、49歳」
「49歳?なんで?」
「めっちゃ楽しいから」
「なんで49歳までなの」
「えー、まだまだやる」
観客の心を明るく照らした最年少パフォーマーの挑戦。
その背景には、大道芸が大好きだという想いと、支えてくれる仲間の姿がありました。