17年越しの夢大道芸ワールドカップで憧れの市民クラウンに そして次の挑戦へ
大場舞桜アナウンサー:
「大道芸ワールドカップ最終日です。市民クラウンが街行く人と触れ合っています!皆さんとても楽しそうです!」
大道芸ワールドカップを盛り上げるボランティアの花形が市民クラウンです。
その中に特別な思いを持つ女性がいます。
髙木とも子さん62歳。
20年前当時4歳の次男・克弥さんが難病で入院。
その3年後、病室に訪れたホスピタルクラウンの笑顔に救われた経験から、クラウンに憧れを持つようになりました。
その後退院した克弥さんが社会人となった今年。
「『今だ!』みたいな」
念願だった大道芸ワールドカップの市民クラウンに応募。
17年越しの夢が実現したのです。
高木さんのクラウン名はトントン。
大会最終日
大会最終日の4日は。
Q緊張はどうですか?
髙木とも子さん
「もうなんかこういろんなことがきょうも朝から、リハーサルがあったりして、笑っているくらいしかできない。とにかく思い切り笑顔を絶やすことなく元気に」
「これなに?」
「どれ? 赤い鼻!」
「これは?」
「これは顔!」
「素敵なの持っているね~」
「トントンと言います。よろしくね」
「とても楽しいです」
しかし戸惑う場面も。
トントンさん:
「泣いちゃうごめんね。やっぱり怖い子もまだいらっしゃるんでね。無理しないようにそこは」
次の挑戦へ
それでも憧れのクラウンとして大道芸をやり切りました。
トントン:
「ほんの少しでも笑顔をお届けできたらよかったなと思います」
高橋さんには今回の体験から次への目標ができました。
トントン:
「地元で活動されているクラウンの方も何人かお見えになるということが分かった。お誘いもいただいて今後は大道芸の市民クラウンだけではなくて、地元でそういった活動にお声掛けいただいて参加させていただきたい」
17年越しの夢を叶えた高木さん。
大道芸ワールドカップをきっかけに新しい挑戦を始めようとしています。