キングカズも驚き! 70歳以上のサッカー全国大会が静岡・藤枝市で開始 初優勝を目指す静岡県選抜の初戦は?

キングカズも驚きの年齢です。70歳以上のサッカー全国大会が静岡県藤枝市で始まりました。初優勝を目指す静岡県選抜の初戦は?
●片山真人アナウンサー:
「初戦のキックオフまで30分あまり、藤枝総合サッカー場で県選抜のメンバーが練習を行っています。めざすは頂点、日本一です」
予選を勝ち抜いた12チームで争う全日本Oー70サッカー大会。静岡県選抜も74歳のゴールキーパー、松下博さんを筆頭に全員が70歳オーバー。悲願の初優勝めざし練習を重ねてきました。
22日は静岡市内で最終調整。タイトル獲得に向けて1月以降定期的に集まって練習しています。2024年に続いての参加となる岩田要司さんは、藤枝東高校時代に全国選手権で準優勝した経験の持ち主。サッカー王国としてのプライドをかけた戦いになると話します。
●岩田要司さん:
「我々の年代の時は静岡が強かった時代ですから。(この大会で)全国をとるというのは使命じゃないですか」
ほかにも元日本代表候補や日本リーグ経験者など実力者揃い。ミーティングで気持ちを一つにしました。
●高野茂キャプテン:
「こういう場でサッカーができる。周りの人の協力があって、感謝をしながらこの大会をぜひ優勝して終わりたいなと思います。よろしくお願いします」
迎えた富山県選抜とのグループステージ初戦、試合はいきなり動きます。
前半3分、静岡は相手のパスをカットした平岡がこの距離からロングシュート!! Jリーガー顔負けのスーパーゴールで先制します。畳みかける静岡は、地元開催に燃える岩田が相手陣内に切り込んでチャンスを演出。
8分のピンチの場面では…、最年長74歳の守護神・松下が勇気あるセーブ! ゴールを許しません。
すると15分、静岡は再び平岡が味方の落としに右足を振りぬくと左ポストに当たってゴールイン、富山を突き放します。その後も、70歳オーバーとは思えぬプレーで戦い抜いた選手たち。静岡は終了間際にもダメ押しの3点目を決め初優勝へ好発進となりました。
●2ゴールを決めた平岡伸之さん:
「普段の生活ではこういう緊張感は得られませんけど、サッカーとしてひとつの生きがいじゃないが取り組んでいます。日曜日の準決勝、決勝戦にむけて戦っていきたい」
●岩田要司さん:
「やっぱり初戦が一番大事ですのでこれで勢いがついて、なんとかタイトルを取りたいと思っています」
