3.11から11年…中学生が完成間近の防潮堤で植樹 静岡・吉田町
11日で東日本大震災の発生から11年です。静岡県榛原郡吉田町では、地元の中学生が完成間近の防潮堤に植樹をしました。
吉田町の川尻海岸で植樹をしたのは吉田中学校の2年生。生徒は潮風に強く生垣にも使われる「シャリンバイ」の苗木を防潮堤の散策道に植えていきました。
女子生徒:「木がすべて生えたら防潮堤が鮮やかになると思う。静岡県は何度も大地震や津波が来るといわれているのでこのような防潮堤があれば海に近くても安心かなと思う」
南海トラフ地震に伴い、この地域で想定される津波は高さ9メートル。防潮堤は高さ11.8メートルで、吉田漁港から大井川の河口までおよそ1・5キロの区間に整備が進められていて、今月末に完成する予定です。