相撲未経験の中学生が角界入り　公正取引委員会がスズキ子会社に勧告　小國神社に車中泊スポット　ジャンボ干支登場　/静岡の1週間

　静岡の1週間が5分でわかるニューストピックス。富士市の中学生が角界入りです。体格はなんと身長１８９．７センチ、体重１３５キロと〝超大物〟です。

　９日、富士市の吉原第三中学校で行われた“異例の入門会見”異例の経歴を持つ富士市の中学生が９日、入門記者会見を行いました。

錣山親方：「この度、本多紘己君が私の錣山部屋に３月から入門することが決まりまして、今回ごあいさつに伺わせていただきました」

　大相撲・錣山（しころやま）部屋の錣山親方が惚れこんだ逸材が、この中学３年生、本多紘己（ほんだ・こうき）さん、１５歳。多くのカメラを前に、緊張した面持ちで、抱負を語りました。

吉原第三中学校　本多紘己さん（１５）：「（言葉が出てこない）」
錣山親方：「緊張しなくていい、ゆっくりでいい」
本多紘己さん：「優しい心を持った力士になりたい。でも強くなるための心も持った力士になりたい」

　身長１８９．７センチ、体重１３５キロと、中学生離れした立派な体格。親方から目を付けられるのも納得の逸材ですが、“異例”なのはその経歴です。中学ではサッカー部に所属し、フォワードとして汗を流した本多さん。これまで一度も相撲をとったことがない、まったくの未経験者です。

錣山親方：「体はすごく大きいんですけど、本当にまだ子どもというか、まだまだ成長している途中なので、ゆっくり、長い目で見て徐々に育てていきたい」

　未経験ながら中学卒業とともに相撲部屋に入門。学校生活では…
　　　　　　　　
　登校すると、おもむろに教室の窓を開け始めます。

本多紘己さん：「係で決まってる」
Ｑ．窓開け係ですか？
Ａ．「２人いるけど１人は休みみたいだから…」

　女子生徒が机から落としたプリントを無言で拾う本多さん。

担任　杉山千明先生
Ｑ．本多さんはどんな生徒ですか？
Ａ．「優しいです。すごく優しくて、困っている人がいると、声をかけられるタイプじゃないんですけど、すぐに行く。そこに行く」

　体育の時間には、こんなことも。涼しい顔で軽々と持ち上げ、颯爽と移動。すでに週３でジムに通うなど、トレーニングも始めているといいます。

本多紘己さん（１５）
Ｑ．ゆくゆくはどこを目指したい？
Ａ．「まずは幕内だけど、最終的には一番上の横綱になりたい」

　公正取引委員会は８日、自動車メーカースズキの子会社「スニック」に違反行為があったとして、再発防止の勧告を行いました。公正取引委員会などの発表によりますと、「スニック」は遅くとも去年３月以降から、量産を終えて、大幅に発注量が減少した部品３００点以上の製造価格を下請け業者１０社と協議せず、一方的に単価を据え置いていました。この行為は「買いたたき」と呼ばれ、下請法違反にあたります。

　スニックは取材に対し、「勧告を厳粛に受けとめ、従業員に周知・徹底するほか、コンプライアンスの強化と再発防止に努めます」としています。

肉の宝屋東海　上野拓代表取締役：「神社もすぐ側なので朝散歩がてら神社へ行って参拝したり、（施設を）楽しんで使ってほしい」

　森町の小國神社の敷地内に日本最大級の車中泊ができる施設が９日にオープンしました。「ＲＶパーク滝の宮」は、繁忙期のみに使われる臨時の駐車場が宿泊可能な施設として生まれ変わったもの。総面積はおよそ３２００平方メートルで、キャンピングカーなどの車両を止め車中泊ができる区画が大、小合わせて３８。料金も１万円以下です。

　施設内のトレーラーハウスにはシャワーやトイレもあり、災害発生時も活用できるということです。また１５アンペアの電源も利用可能です。

　この施設の誕生で、周辺に宿泊施設が少なく滞在する人の数がのびないという地域の課題解決にも期待がかかります。

　来年は「午年」です。島田市では年末の風物詩となったジャンボ干支が展示されています。地域おこしグループ「王子田会（おうじだかい）」が制作したジャンボ干支。今年で３０作目となる今回は、横１１メートル・高さ５・５メートルの寄り添う子馬と母馬。グループのメンバーが間伐材や竹で骨組みを作り、ワラを使って仕上げました。

　訪れた人たちは、年賀状用に撮影をしたり、一緒に記念写真を撮ったりしています。ジャンボ干支は来年２月末まで展示され、夜間はライトアップされます。